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中学1年生の1学期期末テスト 数学の点数が下がってしまったら

2018年07月05日

みんな下がってるから仕方ない?

「みんな点数が下がってるから…」という中学1年生たちの声が間違っていないことを昨日の記事ではお伝えしました。

中学1年生の1学期期末テスト 結果の見方

でも「(みんな下がったから)仕方がない」というのは、どうなんでしょう?

今は平均以下でも80点以上取れるようになる!

気持ちはよく分かります。下がってしまった点数はもう取り戻せないし、仕方ありませんよね。

でも、これからのことは違います。まだ1年生の1学期です。ここからどう行動するかで、2学期そして2年半後の高校入試が大きく変わってきます。

今は平均点以下でも成績上位者に食い込むことができます。そんな生徒たちを何人も見てきましたからね。

点数が下がってしまった数学を放置しておくと…

保護者の方からのご相談

1学期の期末テストで結果が出始める今日このごろ。この時期は、「数学が大変なことになってしまいました」というご相談を受けることが増えます。

さらに2学期末になると「夏休みに入ってしまって、適切な対策が取れず2学期の成績がさらにダウン。とても見ていられない状態になってしまった」というようなご相談に変わります。

数学を得意にするのは今、中1の夏がチャンス

中1の1学期は主に正負の数~文字式、2学期は方程式~比例・反比例、3学期には図形を学びます。

1学期に学ぶ内容は中学3年間の基礎です。学校にもよりますが、公立中学校の1学期の期末テストで80点以上取れていないと3年間数学に苦しめられることになります。逆に言うと、今が逆転できるチャンスです。

1学期に習ったことをもとに2学期は数学の核となる方程式と比例・反比例を学びます。「正負の数」や「文字式」が理解できていないと、解くことができません。

また方程式を利用した文章題は苦手とする生徒が多い単元です。その原因は、小5で学ぶ「平均」「割合」、小6で学ぶ「速さ」を忘れてしまっていたり、理解できていないことにあります。

実はこの方程式、2年生で学習する連立方程式、3年生の二次方程式の基礎でもあります。つまり、ここで理解不足があると数学が苦手なまま高校受験を迎えることになってしまうのです。

しかし、この夏にしっかりと数学に取り組めば、いくらでも得意にすることができます

期末テストで思ったように数学の点数が取れなかった「あなた」は、ぜひ、チャンスをつかんでくださいね

期末テストで数学の成績が下がる原因は?

1年生1学期の期末テストで数学の成績が下がる原因は大きく2つあります。

計算の正確性

中学校で学習する計算、特に中学1年生で学ぶ内容はそれほど難しくはありません。でも計算手順が多い場合があります。

2つの数字を計算するのなら大したことはありませんが、いくつもの数字を計算するとなるとミスが多くなります。

そのミスの原因は途中式を書かないことです。

できるだけ省略せずに式を書くことが、数学の点数を上げるのに必要不可欠です。計算は完璧にできる自信がつくまで、丁寧に途中式を書くようにしてくださいね。

「書くのがめんどくさい」という気持ちは重々承知しています。しかし「めんどくさいはチャンス」です。

夏休みの宿題などで丁寧に書くクセをつけられると2学期に期待できますよ。

小学校の学習内容に理解不足がある

小学校5,6年生で学習した「平均」「速さ」「割合」が「文字式の表し方」で出てきましたね。ここで点数を落とした人がかなり多かったのではないでしょうか。しかし、ここを難しく感じた人はチャンスです。

2学期に学習する「方程式の利用(文章題)」で必ず出てくる内容です。

「計算はできるけれど、文章題は…」というあなたは、夏休みに徹底して「平均」「速さ」「割合」「文字式の表し方」を復習してくださいね。

この夏は数学嫌いを予防するチャンス

長くなってしまいました。あなたにとって、この夏が数学嫌いを予防するチャンスになればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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