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清教学園、2023年入試説明会レポート

2023年09月07日

「いいと思う人だけ来てください」

「万人受けする学校を目指していません。」

毎回のように清教学園の説明会で強調されるフレーズです。

それは通学環境のことが大きいのでしょう。一部スクールバスで通学する生徒を除いて、河内長野駅から20分ほど山道を登らないと学校にたどり着きません。帝塚山泉ヶ丘や初芝富田林のように駅前からスクールバスを出すということもありません。

しかし在籍性や保護者の満足度の高さは、特色を把握して納得のうえで学校を選んだからでしょう。

中学入試

それをさらに加速させるように、来年度の中学校の募集に少し変化があります。

【変更Ⅰ】

前期入試:120名 後期入試:20名

前期・後期あわせて140名

ほとんど変わらないように見えるのですが、できるだけ前期で、それも専願で合格者を取ってしまうという説明がありました。

後期の専願で上位校に合格しなかった生徒を取りたいという思いがあったようですが、実際には前期不合格者の再チャレンジまたは前期Ⅰ類合格者がⅡ類へのステップアップという受験生が多かったことも背景にあるようです。

また清教模試を重要視しています。清教を第一志望にしている場合、清教模試を受けないという選択肢はあり得ないと言っても過言ではありません。

清教模試でD判定を取れたらⅠ類には何とか合格できそうです。昨年の入試において、 第1回清教模試でE判定の27名中22名が、第2回ではE判定17名中7名が専願で合格しています。

高校入試において英検を全く評価していない清教ですが、中学入試の場合は少し違います。ボーダーライン上の生徒で英検を持っている生徒を救済合格させることがあるそうです。

【変更2】

後期専願合格者の入学手続きについて、「保護者のみ」だったのが「児童・保護者必ず同伴」での手続きに変更になります。

これは「専願」といいながら他の学校を受験しにいくのを防ぐための措置だそうです。

高校入試

大阪府南部にトップ校の併願校という位置が確定しています。

併願で入学した生徒のうち6割以上が、三国丘、生野、岸和田を受験しています。また今春の入試では三国丘を不合格になった190名のうち60名が清教に入学しています。

上にも少し書きましたが、多くの私立高校や公立高校入試でも優遇措置がある英検ですが、清教では高校入試において優遇措置は設けていません。

その理由に近い記事がヤフーニュースに上がっていたのでリンクを貼っておきます。

【大阪府立高入試】北野は受験生の95% 入試得点80%保障で、増える英検2級の保有者 

 

前回、訪問時の記事のリンクを貼っておきますので、あわせてご一読くださいませ。
清教学園、2022年入試説明会レポート

 

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