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久しぶりの休日は社会見学、100年以上の歴史のあるカタシモワイナリーへ

2023年07月10日

気がつけば夏、期末テスト対策に理科実験教室としばらく日曜日のお休みがありませんでした。

久しぶりの日曜のお休みに大人の社会見学に行ってきました。行き先は関西最古のワイナリー、柏原市にあるカタシモワイナリー。数年前から行きたかったのですが、タイミングが合わず今回、初めての訪問となりました。

住宅街の中で、ちょっと分かりにくい場所にあります。案内してくれた社員さんによるとgoogleマップも少し違う場所を指示するとのこと・・・

昔の道具が展示されたミュージアム兼バーで少しお話を聞くところからスタート。

西暦600年代には葡萄が日本に入ってきていたみたいですね。

国内の葡萄の生産は山梨や長野が多いのですが、昭和初期には大阪が栽培面積ナンバーワンだったこともあるそうです。恥ずかしながら、全くそんなことは知りませんでした。

ひと通りお話を伺ったあとは貯蔵庫などの施設見学へ。国の有形文化財に指定されている建物もありました。

写真の瓶はなんだかホコリだらけなのですが、は昭和16年に作られたブランデー。戦時中は消毒にも使われていたそうです。

いろいろと困難があり、大阪に100軒以上もあったワイナリーですが、残っているのはたったの4軒しかありません。

コチラは瓶内二次発酵をさせている最中のワイン。毎日少しずつ回転させて澱(おり)を下にためていくそうです。その作業を長いものでは3か月もかけるとのこと。

同じように作っていても発酵や出来る澱にかなり違いがあるとも言っていましたね。

施設の次は農園見学へ。

かなり蒸し暑い日だったのですが、ブドウ畑の中は少し涼しく感じます。

たくさん実っていますが、まだまだ食べられるような味ではないと・・・。秋の見学だと食べさせてもらえるみたいです。(「すっぱいブドウ」のお話を思い出しました。)

除草剤は一切使わず、農薬も一般的に使用される3分の1にまで減らしているとのこと。また試験的に30種もの葡萄を植えています。環境変化により今、使用している葡萄が採れなくなった場合に備えているそうで、1種類の葡萄の生産を確立させるまで20年以上もかかるそうです。

葡萄畑を抜けると、かなり古民家が残る街に出ました。

屋根瓦には葡萄を模したデザインもあります。こんなのは解説がないと、なかなか気づきませんね。

ここまで約1時間半。ようやくワインを口にすることができます。

赤のスパークリングワインは初めてかも。

こんなに豪華なお弁当もついています。暑い中を汗だくになって歩いた甲斐があります。

赤と白のスパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン2種類を試飲させていただきました。白のスパークリングは大阪らしくたこ焼きに合うように作っているとか。アルコールがダメな人にはノンアルコールワインや葡萄ジュースもあります。ジュースはろ過していないもので、かなり濃厚な味わいでした。お弁当を食べ、試飲しながら質問も受け付けてくれます。

10時スタートで解散が13時過ぎ、大満足の休日でした。

卒論の題材にと大学生の参加者もいましたね。こういった地元の産業や歴史に触れるのは面白いものです。学校での勉強とは直接には関係ないかもしれませんが、子どもたちや保護者の方にもぜひ見学してもらいたいと思える内容でしたよ。

ちなみに地元の小学校からも見学に来ているみたいで、感想文が掲示されていました。

カタシモワイナリー公式サイト
https://www.kashiwara-wine.com/

 

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