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堺の町をそぞろ歩き隊で千利休のお勉強

2021年09月20日

こんにちは、低学年担当の福島です。

大阪に台風が来ると思っていましたが、朝起きると大したことなくてよかったです。これから、台風シーズンを迎えるので、電車が止まったりする可能性があり、ちょっと心配です。3年前のような大きな台風が来ないことを祈ります。

堺の町をそぞろ歩き隊

さて、本日は千利休生誕500年を記念をしたイベント「堺の町をそぞろ歩き隊」というイベントの第一回目に参加してきました。このイベントは全3回で開催される予定です。

第一回目は、講談師・旭堂南湖さんが「利休とお茶」という演目で講談をしてくださり、利休の茶の湯を学べる博物館「さかい利晶の杜」(堺市堺区)まで歩くというものでした。しかし、残念ながら緊急事態宣言中ということで利晶の杜には入館できず、千利休屋敷跡まで歩いて散会となりました。利晶の杜に入館できなかったことから、学芸員の矢内一磨さんが開口神社までこられて、色々なお話をしてくださいました。

旭堂南湖さんの講談

講談は初体験だったのですが、とても面白くて会場は笑いで溢れました。講談師の旭堂南湖さんが私と同じように茶道の裏千家に入門されて、おおよそ1年たったということ。それで、お稽古のお話をされたところに、お気持ちが手に取るように分かってしまいました。先生に「親指!」と何度も注意されたそうで、「わー、私も今でも注意されているし、みな一緒なんだぁ。」と1人くすくす笑ってしまいしました。

旭堂南湖さんのお名前をご存じない方でも、現在ユニバーサルスタジオジャパンのハロウィンコマーシャルにご出演中と聞くと、「あ!」と思われるかもしれません。イベントでもこのコマーシャル撮影中の裏話をして下さり、とても面白かったです。

 

基礎知識は必要かも

イベントでは千利休にまつわるお話を伺いました。

今回のお話を楽しめた理由を考えたのですが、お茶を習っていたことが1番大きかったなと思います。もし、私が茶道を習っていなかったら、細部まで理解できたかどうかあやしかったです。

例えば、「正客(しょうきゃく)」「御詰(おつめ)」「躙口(にじりぐち)」などは、茶道を習い始める前だと正直言うと、何のことか分からなかったと思います。

私は今まで落語や講談、歌舞伎、文楽など日本の伝統芸能に関して、ふれる機会がほとんどありませんでした。
(亡くなった祖父が落語家だったので、唯一落語だけは馴染みがありますが。)

この歳になり、やっと機会あって講談に触れることができて、基礎的な日本の歴史や文化などを理解していてこそ、楽しめるのだなと感じました。

今回の講談の中では、歴史の授業に出てきた、「豊臣秀吉」や「加藤清正」が出てきていました。日本史に詳しければ、もっと楽しめたんでしょうね。

全3回のイベントの第二回、第三回は下記の内容となっています。
※残念ながら予約枠はすでにいっぱいとなっています。

  • 第二回:10月16日(土)落語「はてなの茶碗」を聴いて、まんじゅうやお茶に親しむ
  • 第三回:11月13日(土)千利休の時代の講談を聴き、妙國寺の蘇鉄を見に行こう

また、千利休とゆかりの深い堺ならではのイベントがあれば、ぜひ参加したいなと思いました。

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