2019年09月24日
中学1年生の2学期は高校入試、その先の大学入試にも影響を与える大きな分かれ目となります。
英語も数学も理科も場合によっては国語も難易度がグンと上がります。そして成績の急降下・・・
偉そうに書いていますが、中学校1年生の私も見事にパターンにはまってしまいました。ジェットコースターのように成績が急降下。あ、と言っても元々が平均点あたりの成績だったので落ちる幅も小さかったかもしれません。いずれにしても目も当てられない状況になってしまいました。そうならないように、しっかりと対策をしてくださいね。
昨年は数学について書いていました。
『中学1年生の2学期中間テスト 数学で得点を下げないために』
多くの科目で難易度が上がる理由
2学期の中間テストで難易度が上がるのは、まず授業日数が多くテスト範囲が広くなるからです。
入学式・始業式から1学期の中間テストまでは約40日。その間にGWがありますし、最初は身体測定やクラス写真、短縮などで授業数が大幅に少なかったんです。
そこから1学期の期末テストまでも約40日。ここは目立った行事もなく、ほぼ授業として日数が消化できたのではないでしょうか。(体育大会を実施する中学校もありますね)
1学期の期末テストから終業式まで約2~3週間、2学期の始業式から中間テストまで今年の堺市では7週間強。合計で10週間もあるんですよね。短縮授業やクラスマッチなどの行事ごとが多いとはいえ、中学1年生にとってはテストまでの日数が最長となります。
だからテスト範囲が広くなるのは明らかですよね。
英語の難易度が上がる理由
1学期は極論すると単語をちゃんと覚えて、教科書の英文を和訳できれば何とか点数が取れました。
それが2学期は学習内容、文法事項が一気に増えます。
・疑問詞がいくつか
・代名詞
・一般動詞の三人称単数現在形の「s」
英語が得意でない生徒にとっては難易度の高い文法事項ですよね。それに加えて文字数の多い単語が増えてきます。
理科の難易度が上がる理由
1学期の理科の学習分野は「生物」だった学校が多いのではないでしょうか。
1学期の期末テストで「化学」の入り口までがテスト範囲だったところもありますよね。
ここまでは、有体に言えば「暗記でも何とかなる」学習内容でした。
2学期のテスト範囲からは「理解」が必要で、数学的な要素が入ってきます。濃度や状態変化など実験と計算が伴う内容が増えてきます。
しっかりと理解して、かつ計算もあるので一気に難易度が高くなります。
国語の難易度が上がる理由
進度の早い学校では「古文」がテスト範囲に入ります。国語が得意な生徒にとっては、これまでより楽になる単元かもしれません。
でも苦手な生徒にとっては、「何を勉強していいのか分からない」という状態に陥ってしまいます。
古語を覚えて、現代語訳ができるようにするのが基本ですよね。でも、苦手な生徒はなかなかキチンとしない傾向にあります。
対策は・・・?
中学1年生の2学期中間テストの難易度が上がる理由はご理解いただけましたでしょうか。
それなのに学校生活やテストに慣れてきたこともあって、中学1年生たちは手を抜いてしまいがちです。
それで成績が急激に下がってしまう生徒が続出します。
ここで踏みとどまるには、まずは勉強時間の確保です。理想を言うとテスト2週間前に提出物のワークなどは仕上げて、覚えていないこと、わからないことの勉強に使える時間を増やしましょう。
「言われなくても分かってる!」というような対策ですよね。
でも、これまでのように、テスト1週間前になって提出物の仕上げに追われていては勉強になりませんからね。
堺市では、そろそろテスト2週間前が近づいてきました。できるだけ早くテスト勉強を始動させてくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。