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ギガスクール構想の記事を読んで

2022年02月20日

こんにちは、福島妙です。

先日、日経新聞にこんな見出しがありました。「学校パソコン、もう返したい -1人1台ばらまき先行、教師なお「紙と鉛筆」-」。政府が進めた「GIGAスクール」構想が空回りしているという記事をご紹介します。

「GIGAスクール」構想とは

簡単にまとめると、日本の教育ICT(情報通信技術)レベルが低いことから、公教育の場にICTを導入していこうということで、生徒1人に対して1台のPCやタブレット端末を配布、学校などに高速通信ネットワーク環境の整備などを行い、授業などにITを活用していくというものです。

【(リーフレット)GIGAスクール構想の実現へより引用】

✓1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する

✓これまでの我が国の教育実践と最先端のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す

詳細は文科省のサイトを参照ください。

この構想とコロナの影響を受け、大阪の小学校では一気にPCの配布が進み、我が家の次女も学校からタブレットPCを配布され、PCを使っての課題提出などもスタートしています。

教師のデジタルリテラシーの差

生徒一人にタブレットPC一台という、昔とは比べ物にならない環境になったとはいえ、実際の教育現場では課題が多くあるようです。記事の中で、下記のような実態について触れています。

一部の若い教師が関心を寄せても、学年や教科で足並みがそろわなければ「保護者から『不公平』というクレームがくるかもしれない」といった組織の論理が優先されがちだ。山本さんは「結果的にパソコン授業をやりたくない先生やデジタル機器を扱うのが苦手な先生に合わせる流れができてしまう」と実態を明かす。  ※山本さん:ICT支援員

調べもの学習で子どもに自由にネット検索させると、授業の統率が取りにくい。ネットいじめも深刻な社会問題だ。国際大学GLOCOMの豊福晋平准教授は「手間の割に効果がなく、なぜリスクを負ってICTを取り入れるのかと考える教師もいる」と解説する。

特に、デジタルに不慣れな教師と使いこなしている教師との格差が激しいようです。道具はあるが、道具を使いこなすスキルがないという現状には驚くばかりですが、先生のスキルの差で子どもたちの教育に格差が生じるのは避けたいものです。

記事を読んで感じた事

学校の先生方は日々カリキュラムの消化に始まり、授業や行事の準備、コロナ対策、保護者対応など山のようにある日常業務をさばくので大変な毎日。新たにITの勉強をする時間がないというのも理解できます。

日本の教育現場でのICT活用が遅れをとっていることは昔から課題としてあげられてきました。そういう教育現場に課題点を見出し、早くから危機意識をもってスキルアップをしていた先生方もいるはずです。そして、何よりもITを日々の業務で使いこなすことで、業務の効率化や管理は飛躍的にアップすることは分かっています。個人的には、莫大な予算を投じて進める構想が破綻しないように、現場の先生方の負担を減らし、専門家のバックアップも気軽に行ってもらえるような体制が各学校に配備されることを望みます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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