2019年01月21日
教科書が新しくなります
2021年、中学校で使う教科書が変わります。全教科で教科書が変わるのですが、今日は英語についてお伝えします。
この春、中学校に進学する現6年生が中学3年生になる年からですね、新しい教科書が使われるようになるのは。
この学年の生徒たちは中学2年生までは今までと同じ教科書で、中学3年生で新しくなった教科書で英語を学ぶことになります。
では教科書はどのように変わるのでしょうか。
単語量がボリュームアップ
変更点は大きく2つあります。まずは学習する英単語の数が大きく変わります。今、中学校で使われている教科書では3年間で約1200語を学びます。
これが新しい教科書では1600~1800語、ここに小学校英語で学習した600~700語が加わります。
つまり単語数が、およそ2倍になるということですね。
高校で学習していた内容が前倒しに
2つ目は学習内容の変化です。教科書の変更内容としては、高校で習っている「仮定法」や「現在完了進行形」などといった文法事項を中学校で学習することになります。
また小学5、6年生の2年間、正式な教科として英語を学習したものとして中学校の学習が始まります。
今の6年生に気をつけてほしいポイント
繰り返しになりますが、小学6年生は中学1年生・2年生では現行の教科書を、3年生になって改訂された教科書を使うことになっています。
3年生に上がるときに、階段の段が突然高くなるイメージですね。
おそらく1年生、2年生で何らかの補助教材が配布されると言われています。もしくは今より学習ペースが早くなるのかもしれません。
いずれにしても、一つ上の学年の生徒たちが学んできた内容より難易度が上がるのは確実です。
教科書はまだ現場に降りてきていませんし、私たちには詳細が分かりません。
でも、だからこそ1年生のうちから英語を計画的に、そして徹底して勉強しておく必要がありますね。
くれぐれも「3年生になってから勉強すれば、高校入試に間に合う」と考えないでくださいね。
なお、今の中学1年生、2年生は現行の学習指導要領が実施される中で中学校を卒業します。だから高校入試に向けては、これまでと同じ流れで学習が進められる予定です。
最後までお読みいただきありがとうございます。