2022年09月19日
すぐに成績が上がるわけではないのですが、徐々に効いてくる漢方薬のような感じ。
第3回の中学3年生向け入試特訓講座で、そんな勉強に対する姿勢についてお伝えしました。
毎回、何か受験や勉強、今後の役に立つことを入試特訓講座の冒頭でお伝えしています。多くの場合、質問からスタートします。
今回は「この6つの写真を見てください。上段と下段である共通することがあります。さて何でしょう?」という質問でした。写真はコチラ。
さて、お読みいただいている方は何か思いつきましたでしょうか?
実は、その答えは大きな問題ではありません。
もし、学校の授業や100人以上もいる勉強会で先生から、この質問の答えを尋ねられたらいかがでしょうか?指名されたら何か答えるかもしれませんね。
では「何か思いついた人は手を挙げてください」と言われたら、どうでしょう?
私も自信を持って「挙手します」とは言えません・・・
それどころか、「この問題の答えは〇でしょうか?それとも×でしょうか?」といった質問だったとして、「〇だと思う人は挙手してください」「では×だと思う人は?」と挙手を促すと全員が手を上げることは少ないと思います。
それは「間違えて恥をかきたくない」「手を挙げて理由を聞かれたらどうしよう」などと考えてしまうからかもしれません。
それ以前に、最初のような質問だったら「何も思いつきません」ということかもしれません。
でも、ここが学びについて大きな分かれ道になります。間違えるかもしれないけれど、「頑張って意見を考える」「○か×かの根拠を考える」といった過程で思考力が鍛えられます。
また、間違えることで正解を聞く姿勢も変わってくるでしょうし、その答えが印象に残り知識として定着しやすくなります。
ぜひ、授業などで先生から発問があったり挙手を求められた場合には、しっかりと自分なりの意見を持つようにしていただければと思います。
というようなことを伝えてから、冒頭の「この6つの写真を見てください。上段と下段である共通することがあります。さて何でしょう?」という質問をしました。
見事に全員が自分の意見を言ってくれましたよ。
この質問の答えはコチラの記事に書いています。
最後までお読みいただきありがとうございます。