2024年09月11日
「1円玉と同じ大きさの円をフリーハンドで描いてみてください」
1円玉を描いてみよう!
今年も中学3年生向けの入試特訓講座がスタートしました。
毎週土曜日に授業をするのですが、授業を始める前に少し早く来てもらって、その時期に気をつけるべきことや心構えなど様々なことをお伝えしています。
この記事をお読みいただいている方も、ぜひ1円玉をイメージして円を描いてみてください。
自分が描いた円と実物を比べてみてください。
どうでしょうか?実際の1円玉より小さい円を描いた方が多かったのではないでしょうか?
授業では見事に全員が小さい円を描いていました。これは1円が取るに足りない価値の小さなものだという認識の現れだそうです。500円玉だと実際の硬貨より大きな円を描く人が圧倒的に多くなるそうです。
自分を過小評価しないで!
さて、この1円玉と同じように皆さんも自分を小さく評価していないでしょうか?
「自分に自信がない」という人が日本人ではかなり多いものです。しかし、「自分にはこれくらいしか出来ない」と自分を過小評価していると、「チャレンジしてみよう!」という気持ちが起こりにくいものです。
とは言え、今までと変わらない状況では、なかなか自信を持つことはできないかもしれません。
自信には根拠のある自信と根拠のない自信があります。
根拠のない自信のほうが重要で、いろいろな体験や周りからの評価や人間関係の中で形成されます。これは時間がかかるので入試まで半年という期間では時間が足りません。
そこで行動したことを可視化することで少しでも自信を持ってもらおうと思います。きわめて単純、シンプルな方法です。今日から勉強した時間を記録していきます。
※記録の仕方については、以前にも記事を書いているので、よければご一読ください。
『あえてアナログで学習時間管理をしています』
時間を記録することで、「こんなにも勉強してきた!」「以前の自分に比べると、こんなに出来るようになった!」というのが実感できることでしょう。
大切なのは周りと比べるのではなく、過去の自分と比較することです。人それぞれ目標も集中力も体力も学習履歴も違いますからね。状況が違う友達と比較することにあまり意味はありません。(周りの子たちに刺激を受けて学習量が増えるのはいいことですけどね。)
半年後に振り返ったときに、「よくやったな、私!」という気持ちになってもらえたらと思います。そうすると今日、使った1円玉の価値は1円どころか非常に高いものになりますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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