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過去問集5社を比較してみた~大阪府公立高校~

2018年12月12日

大阪府公立高校の過去問集5冊を比較

そろそろ過去問に取り組む時期がやってきました。

過去問集は受験生はここから入試まで長時間を共にする相棒のような問題集。同じ問題が掲載されているのですが、何社からも問題集が発売されています。

未来アカデミーでは昨日、中学3年生たちにそれぞれの問題集の特長とおススメを伝えました。せっかくなので、その内容をレポートしてみますね。話したのは大阪府の公立高校の過去問集についてです。

(全ての問題集をチェックしているわけではありませんし、人によって感じ方は違います。あくまで私が思う特長です。その辺りは悪しからず、ご容赦ください。)

比較したのは大阪府公立高校入試の過去問題集です。

価格の比較などはAmazonのリンクを貼っておきますので、そちらを参考になさってくださいね。

赤本と言えば英俊社

過去問の代名詞が「赤本」と呼ばれるように、この問題集はメジャーですね。

ここの問題集の特長は問題と解答用紙が別冊になっているところです。問題を解いたり、解答用紙をコピーしたりするときにも使いやすいです。

注意点は特別選抜と一般選抜が分冊になっていることです。

あと、問題のページ割りがちょっと使いづらいですね。

ちなみに英俊社からは予想問題集も出ています。過去問を全て解いて、余裕があるときに使うといいと思います。

 

 

お財布に優しい東京学参

この問題集は何といっても価格でしょう。

5年間収録では唯一の3桁、999円です。

生徒がお小遣いで買う場合には惹かれる存在かもしれません。

この問題集の難点は問題用紙、解答用紙、解説が1冊になっていることです。問題演習をするときには答案用紙をコピーしないと使いにくいですね。

さらに紙が薄く、ページ裏面が写ってしまいます。

私はあまりおススメしません。東京学参さん、ごめんなさいm(__)m

大胆な作り方のユーデック

比較した中では、かなり分厚いです。

見た感じでは、1冊に見えます。ひとつ前にご紹介した東京学参のと似ています。

しかしナメてはいけません。大胆で異色な問題集なのです。問題集の前半と後半を切り離して使えるようになっているんです。はさみでザクザク切って使います。

過去に使っていた生徒の感想は「特に使いにくくはないです」とのこと。あまり参考になりませんね。使ってみたいという方は書店でチェックしてからにするほうがいいかもしれません。

立ち読みでチェックするポイントがもう1つ。各教科の重要ポイントをまとめた冊子がついています。

オトクなのか、別冊がついているので割高になっているのか判断はつきませんが、他社にはない特長ですね。

赤本に対して青本、大阪進研

こちらは塾内の模擬テストでお世話になっている出版社ですね。英俊社に対抗して「青本」と呼ぶらしいです。営業の方がおっしゃっていました。

ここの特長は使いやすさです。問題、解答、解説が3冊に分かれています。

採点や復習をするときに、ページを行ったり来たりせずに使えます。

使い勝手はこれが一番です。でも、ちょっと重いです。

重いけれど、使い勝手を優先。未来アカデミーでは大阪進研の問題集をおススメしています。

注意がひとつ。後述しますが、平成30年度入試の国語のB問題で、著作権の関係で一部が掲載されていません

教室に問題文の控えがありますので、塾生で「コレに決めた!」という人は安心して購入してくださいね。

解きやすさは一番、教英出版。

この問題集は、全問がプリント形式で収められています。独立したプリントなので、問題を解くときの使いやすさはナンバーワンです。(他社もコピーすれば問題ないですけどね)

ただ残念なところがあります。収録されているのが3年分の問題だけなんです。多くの過去問集が5年分を掲載していることを考えると見劣りしますね。

著作権がらみでの課題

過去問集を使う上でかなり大きな難点は、国語に本文が掲載されていない問題があることです。

府庁に行くなどして手に入れることはできます。

でも「過去には掲載されていたのに、翌年から掲載されない」「出版社によって載っていたり、載っていなかったりする」など利用者からすると不可解な思いが残ります。

大阪府教育委員会のページから問題をダウンロードできます。でも、やはり問題文は掲載されていません。多くの出版社の過去問集には掲載されているのに。

本当に不可解です。平等に使いやすくしてもらいたいものですね。

まとめ

以上、5社の過去問集の特長を比較してみました。

それぞれ、こだわりがあるのだと思います。また使い勝手も人それぞれ。

ぜひ、書店などで実際に自分の目で見比べてみてくださいね。

迷ったら、解説の読みやすい方、詳しく書かれている方を買うといいでしょう。

冬休みから入試本番まで、受験生には欠かせない相棒となります。少しでも選択のヒントになれば嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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