2019年07月22日
通知表で大切なの場所は?
1学期の終業式だった先週末、たくさんんの生徒たちが通知表を持ってきてくれました。
中学生だったら5段階での評定、小学生なら「よくできる」の数が気になるでしょうし、真っ先に目がいくところではないでしょうか?
もちろん大切なポイントなのですが、もっと重要でチェックしてほしいのは各科目の最初の項目なんです。
中学生だったら「国語への関心・意欲・態度」という項目です。
小学生なら「国語科の学習に意欲的に取り組もうとする」という項目です。
2つ目からの項目で評価されていること
最初の項目以外の項目は、小学生なら「~することができる」「~理解している」「~する」と書かれています。また中学生の通知表では「知識」「能力」「工夫」と書かれています。
これらは勉強した成果、できるようになったこと、テストの点数などが大きく影響する部分です。また体育や音楽、美術(図画工作)などの科目だったら、上手にできるかどうかスキルが影響する項目です。つまり努力の結果、点数や作品、運動でのパフォーマンスなど目に見えることに対する評価ですね。
最初の項目は見え方、見せ方
でも最初の項目は、その科目に向かう姿勢を表しています。「授業を聞いているか」「その科目に関心があるか」といったことですね。
あ、でも実際には「聞いているように見えるか」「関心があるように見えるか」です。実際に聞いているのか、関心があるのかは厳密に言うと本人にしか分かりません。
だから、通知表での評価は先生から見て「聞いているように見えるか」「関心があるように見えるか」が判断基準です。
肘をついて姿勢が斜めになっている生徒と姿勢の正しい生徒だったら、どちらが授業内容に関心があるように見えるでしょうか?水泳の授業を何度か見学した生徒と皆勤だった生徒では、どちらの方が意欲があるように見えるでしょうか?
ここの内容が悪いと科目全体の評価は良くなりません。中学生なら「関心・意欲・態度」が「B」なのに「5」を取れることはないということです。
もし、最初の項目が「よくできる」「A」でない場合、もう1学期のことは修正されることはありません。2学期からぜひ意識して授業を受けるようにしてくださいね。
通知表で合わせて読んでいただきたい記事のリンクも貼っておきますね。よければコチラもお読みくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。