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要注意!成績の上がらない3つの勉強法

2018年05月08日

80点取れたらいいのになぁ

中学生、高校生ならほとんどの生徒が「◆点取れたらいいのになぁ」という憧れのラインがあることでしょう。「400点取れたらスマホを買ってもらえる」とか。

でも、◆点取った姿を妄想していても、残念ながら◆点を取れるようにはなりません。

もう、そろそろ中間テスト1週間前です。「3週間前、いやせめて2週間前から勉強していれば…」と思っても時間は増やせません。時間がないなら、同じ時間を使うなら、どうせ勉強するなら、より点数の上がる効果的な勉強の仕方をするしかありません。

こんな勉強の仕方をしていませんか?点数の上がりにくい勉強法を書いてみます。当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。

その1「作業」をしていても点数は上がりません…

学校の先生から「英単語(漢字)を10個ずつ書きなさい」といったプリントを配布されていませんでしょうか?しかも、それが提出物になっているというパターンです。私立の進学校、しかも高校で社会の用語を繰り返し書いて提出させるという課題を見たこともあります。

「めんどくさいなぁ…」と思いながら、「手が腱鞘炎になるー」と言いながら惰性で書いていませんか?これが「作業」です。

 

漢字プリントは下から上に書く

漢字プリントに取り組むのに、1行を上から下に向かって書いていませんか?そうではなく、書き始めるのは「下から」です。

「えー!何で下から…?」と塾生にもよく言われます。それは「確認テスト」をするためなんです。

まずは1枚のプリントの漢字をそれぞれ2~3回ほど練習します。あくまで「下から」ですよ。

次に書いた部分を折って隠します。下の行から書いているので、書いた部分を折って隠せますよね。

隠せたら上部にある「漢字の読み」を見て正しい漢字が書けるかどうか確認テストをします。この時、ひとつの漢字、熟語について1回ずつ横方向に書いていきます。

横に1行書き終わったら採点をします。そして、間違ったり書けなかったりした漢字はもう一度練習します。

再練習が終わったら、もう一度、すべての漢字の確認テストをします。これを5~6回繰り返せば、ほぼ完璧に書けるようになります。

このタイプのワークなら下に問題があるので、←の行からテストスタートです。

英単語プリントも全く同じやり方で「勉強」してくださいね。

その2「分からない問題」は赤ペンで答えを書き写して終わり…

学校の先生から5教科それぞれのワーク(問題集)を配布されているかと思います。

多くの学校で「テスト範囲のワークのページを解いて、丸つけをして提出」というのが課題になっています。

その提出物でもあるワークの問題を解いて、答え合わせ、丸つけをしていて、間違えた問題はどうしていますか?

「赤ペンで答えを記入して終わり…」というパターンが非常に多いと感じます。

ワークに答えを書き込むタイミングは?

塾に入って来る子のほとんどが、そのような勉強をしていると言っても過言ではないくらいです。

「採点後、間違った問題は赤で訂正してワークを提出」となっているから仕方のないことかもしれません。

でも、本当の勉強はここから始まります。

間違えた問題、分からなかった問題を「なぜ、間違えたのか?」「なぜ、この答えになったのか?」を考えることが重要です。

解答を読み込んでも理解できない問題があれば、それは先生や友達に質問します。

間違えた問題、分からなかったので誰かに教えてもらった問題について、答えをこの時点ではワークに書き込みません。

ひと通り解答と採点、そして間違えた問題や分からなかった問題の復習を終えたら、時間を置いて解き直してみてください。

この「解き直し」が超重要です。また解けない問題がいくつか残るかもしれません。それは「分かった」のではなく「分かったつもり」だったのです。この「分かったつもり」を一つずつ消化していくと面白いように成績が上がります。

間違えた問題、誰かに教えてもらった問題の答えはテスト前日に解き直しをして、解答を記入するのがおススメです。

採点は小マメに!

あ、話が脱線しますが、10ページも20ページも解いてから、まとめて採点をしていませんか?

このやり方だと、最初のページを解いたのは前日だった、なんてこともあるでしょう。その問題はどんな内容だったか忘れてしまいかねません。

だから、1ページが終わった時点で丸つけをするほうがいいです。多くても見開き2ページまでで丸つけをするほうがいいですね。

「時間がないー!!!」という人は答えをオレンジペンで写してから赤シートで隠して勉強してもいいでしょう。でも、いきなりの解答丸写しはおススメしません。あくまで緊急避難的な勉強法です。できれば次回からは、今回より早い目にテスト勉強に取り掛かってくださいね。

その3「本当にできるようになったか」確認テストをしない…

上記の二つの例にも共通する大切なことです。テスト勉強のキモと言っても過言ではありません。

社会や理科のノートやワークを使って用語を覚えたら、そのあとはどうしていますか?ひと段落したら別の科目の勉強に移っていませんか?

他の科目に移る前、またはその日の勉強の最後に必ず確認テストをしてください。

そのときに正しい答えを書けたら、「分かった」だけの状態から「できる」状態になっています。ド忘れがなければ、テストでもほぼ間違いなく得点できます。

もし、この確認テストをしないと…

「えーっと、なんやったかなぁ…」「覚えたはずなのに、思い出せない…」ということになってしまいます。

「勉強したはずなのに…」を撲滅しよう!

そうならないために、努力を確実に得点に結びつけるために、必ず「できるようになったかどうか」確認テストをしてくださいね。

そして、できれば確認テストで正解できなかった問題は「できるようになるまで」繰り返し確認テストに取り組んでみてください。

練習するタイプではない漢字プリントをもらったら、青〇部分を赤〇部分のようにして確認テストに作り変えるのもいいですね。

 

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