2023年09月05日
毎年のように羽衣学園を受験する子がいて、全学年に卒業生が在籍しています。ということで、珍しく2年連続で説明会に参加してきました。
重複する部分がないように書きたいと思います。よければ昨年の時期も参照ください。『羽衣学園、2022年入試説明会レポート』
4月に100周年を迎えました。それを記念して?施設整備計画を進めているそうです。教室や食堂のリニューアル、グラウンドを人工芝に。正直なところ少し地味なイメージ(失礼!)でしたが、学校が綺麗になることも影響したのでしょうか、20年で最多の生徒数になったそうです。中でも中学校は15年ぶりに3クラスになっています。
中学校について
共学化11年目、女子が少し多いもののほぼ1:1をキープできているそうです。
また、併願先は公立一貫校が増えている。特に水都国際が増えているとのこと。
「国際的に活躍できる人材を育てる」という創業者の理念のもと、中1から週1回30分間オンライン英会話を導入。教科書準拠の内容で実施しているそうです。国際交流行事も毎年のように実施されています。
高校について
Ⅰ類の併願先が少し変化、和泉、佐野が増えているとのことです。また全体的に特進Ⅰ類、Ⅱ類の受験者が増えて、転コース合格が増えているようです。
生徒が増えていること、また上位コースを希望する受験生が増えていることもあってか、進学コースの合格ラインが引き上げられます。
大学進学実績
国公立大学はここ5年間、10名台で推移しています。
関関同立、産近甲龍は過去最高の合格者数だということです。ただ、これは「のべ人数」なので本当に過去最高だったのか、実際の合格者数、進学実数の推移を出してほしいところです。(資料から進学実数を計算すると関関同立は2名プラス、産近甲龍はマイナス、卒業生の数は減っているので率は上がっているようです。)
総合型選抜については、具体的なことは触れられていませんでした。
評価できるのが、各コース別に実進学人数が資料に掲載されているところです。以下、昨年の実績と比較してみます。
Ⅰ類
卒業生47名に対して
国公立大学:14名(29.8%・昨年卒業生48名中15名31.3%)
関関同立:11名(23.4%・同6名12.5%)
産近甲龍:7名(14.9%・同4名8.3%)
合格実績について、特に注釈もないので中学入学組、高校入学組の合算でしょう。
このコースでは、学校に残って7時まで自習をするよう促しています。また希望者は8時半まで自習可能です。学校全体では国公立大学50名合格を目標にしています。
運動部に入ることはできますが、活動日に制限があります。
Ⅱ類
卒業生119名に対して
国公立大学:0名(o%・昨年度卒業生136名中1名0.7%)
関関同立:7名(5.9%・同12名8.8%)
産近甲龍:10名(8.4%・同17名12.5%)
摂神追桃:29名(24.4%・同29名昨年22.8%)
理系、文系とも3教科型のカリキュラムなので、基本的には国公立大学を受ける子がほとんどいないのだと思います。
進学コース
卒業生196名に対して
国公立大学:0名(o%・昨年度卒業生217名中0名)
関関同立:6名(3.1%・同4名1.8%)
産近甲龍:6名(3.1%・同8名3.7%)
摂神追桃:22名(11.2%・同23名10.6%)
進学コースは私立文系型のカリキュラムで授業が行われています。大学進学率が63%だったそうです。
台湾の大学にⅡ類から3名、進学コースから1名が進学しています。またマレーシアの大学にもルートがあるみたいです。
また指定校推薦の利用者は年々減少しているそうです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。