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時間とお金をムダにしない個別指導塾の夏期講習の受け方

2018年07月09日

夏期講習では、どんな感じで授業をするの?

分かりにくい個別指導塾の違い

「今日も、こんなに!」というほど塾の夏期講習のチラシが新聞に入っていますね。

ありがたいことに、未来アカデミーにも連日のように夏期講習のお問い合わせをいただいています。

でも、塾のチラシってどれも同じようなイメージでいまいち違いが分かりにくくお感じになるかもしれません。だから今日は、個別指導塾の夏期講習での授業の進め方と、どの塾に行っても効果の上がる夏期講習の受け方について書きますね。

一般的な個別指導塾の夏期講習

では早速、個別指導塾が夏期講習で、どういう流れで授業をするのかをお伝えします。

私がかつて大手個別指導塾に所属していました。その塾では一般的な個別指導の形態である「先生1名に対して2名まで」を指導するいわゆる「1:2の個別指導」でした。

夏期講習でも、その形態は変更ありません。

夏期講習の授業を受けるために生徒が教室に来ると、まずは、先生が待つ座席を確認して席に着きます。

少し雑談など先生とやりとりのあと、おもむろにその日の学習教科のプリントが配布されます。もしくはテキストのページ数を指示されます。

プリント(テキスト)の問題を解く ⇒ (先生か生徒のどちらかが)答え合わせ ⇒ 間違いの解き直し ⇒ 答え合わせ ⇒ 分からないところの質問、解説

これが一般的な個別指導の流れです。塾によっては理解できていない単元は、動画を見て確認という塾もありますね。

夏期講習での違いって何?

大きな違いはないかもしれませんが、塾による違いはこんなところに出てきます。

①生徒と先生の割合
1:2や1:3やマンツーマン、複数名の生徒がいて先生のところに解いたプリントを持っていくスタイルなど

②授業時間
50分、60分、75分、80分、90分など、それぞれの塾でいろいろと考え方やこだわりがあります。

③使用教材
夏休み用の薄い問題集、1年間使用する問題集、プリント形式の教材など。ここにも塾や先生のこだわりが現れます。

④確認テスト
授業ごとに確認テストをする、しない。3回、1週間など一定期間で実施する。一定レベルに達するまで帰さない。などなど。

すべての問題を授業で教えてもらう必要はある?

夏期講習で勉強する内容って?

個別指導塾の夏期講習に、何も言わずお任せで申し込む方はほとんどいらっしゃらないかと思います。個別指導とは、苦手な単元を中心に”個別”で教えてもらうスタイルです。だから、事前のヒアリングやテスト分析で学習する内容を講習前の面談で決めます。

初めて塾に通う人は必ずこの面談があるはずです。

苦手な内容を中心に進める授業ですが、プリントやテキストには先生の説明を聞かなくても一人で解ける問題、ミスや理解不足はあるものの解答を読んだら解き方を思い出したり理解できる問題がいくつもあると思うんですよね。

つまり、「習った後や定期テストでは出来たけれど忘れてしまった問題」「教えてもらわなくても自力で理解できる単元」を塾という場所で先生に監督してもらいながら勉強するというのが個別指導の夏期講習の本当の姿と言えるかもしれません。

※あくまで私がかつてお世話になった大手塾や 知り合いの塾関係者、教材販売会社の方に聞いた内容です。個別指導塾はすべて上記のような進め方で夏期講習を行っている訳ではありません。

授業をムダにしないために

このような進め方の授業で効率よく学習をするためにできること。それは、自力で理解できる問題は授業の前に思い出しておくことです。そうすると時間をムダにしなくて済みますよね。

繰り返しになりますが、「何を勉強するか」「どの単元を学習するか」は講習前に決まっていることがほとんどです。

そのカリキュラムを参考にして、学校のワークを解いてみるといいと思います。それが大変なら、教科書をサラッと読むだけでもかなり効果があるはずですよ。

せっかく時間とお金をかけて受ける夏期講習です。できるだけムダなくフル活用して2学期からの成績アップにつなげられるといいですね。

*ここからは少し宣伝っぽくなるかもしれません。もしご興味があれば、お読みいただけると嬉しいです。

【参考までに】未来アカデミーの夏期講習の進め方

効率よく授業を進めるために

未来アカデミーの夏期講習では、すでに習ったことのある単元の復習をします。(上位校を狙う生徒や急な中学受験などは、この限りではありません。)

一度、勉強したことのある内容だから。苦手かもしれないものの1ミリも理解できないということはないでしょう。

生徒、保護者の方と面談、相談して作った生徒別のカリキュラムにある内容について、授業の前に課題プリントを解いていもらいます。そのあと自己採点をします。

間違えた問題、わからないところは講師に質問してもいいし、解説や教科書を読んでもかまいません。

この「予習」をしてもらうことで、一人で理解できる内容や基礎的な暗記事項については授業では時間を取らずに済みます。だから授業時間は全て一人ではできない苦手な内容の学習に集中することができます。

表の狙いと裏の狙い

表の狙いは効率よく学習することです。実は裏の狙いもあります。

「予習」をする、つまり自分で勉強をする過程で、自習力を身につけることを意図しています。

「予習」をする内容は、生徒ごとにこんな感じでリストにしてお渡しします。

「予習」をするから授業が効果的

上記のように「予習」をしてから授業に参加していただきます。

授業では「予習」で準備してきた内容が本当に理解できているかチェックします。理解できていれば次の単元い。理解不足があれば、解説してから類題にチャレンジしてもらいます。

「予習」の仕方を解説

この夏、未来アカデミーに入ってきてくれる生徒たちは「予習」の仕方が分からないかもしれません。だから「夏期講習はじめて講座」を準備しています。

ここで、じっくり「予習」の仕方をお伝えします。

未来アカデミーは、(いやらしい表現かもしれませんが)時間とお金の無駄をできるだけなくすために、こういった内容で夏期講習を進めています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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