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気晴らしに読んだ旅にまつわる2冊の本

2021年01月23日

こんにちは、低学年担当の福島妙です。

毎日リモートワークをしている私に次女が言いました。

「ママ!太陽を浴びないと、なんとかっていうビタミンが作られないから、不健康になるよ。お昼休みにでも散歩しないと!」

私は、「はい!わかりました!」と応えたのですが、それから3日がたって外には出ませんでした。ww

ほんと不健康な毎日を過ごしていて、しかも通勤がないといくらでも仕事できるので、ついつい気が付くと外は真っ暗。今年はリモートワークでも、できるだけメリハリをつけた働き方を心がけたいと思います。

1月の読書は旅にまつわる本

さて、外出、外食さえ控えている今日この頃。

旅にでられない気分を紛らわそうと、旅の本を続けざまに2冊読みました。1冊は図書館でふと手にした本で、もう1冊はその借りた本の中で紹介されていた本です。

ご想像のように、本を読んで旅に行きたい気持ちを紛らわせる予定が、よけいに旅に出たくなるという魔のループにはまってます。しかし、どちらも若者たちに読んで欲しい内容だったので、ご紹介します。

「No Rain,No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周」

三代 達也さんの「No Rain,No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周」です。

18歳の時に、事故で車いす生活を余儀なくされた作者が世界一周旅行の様子を綴っています。

バリアだらけの海外の観光地に悪戦苦闘しながらも、周囲の人たちの協力で様々な観光地を巡っていく様子は、ハラハラドキドキの連続です。

私は旅が好きですが、実は一人で海外旅行をしたことがありません。

高校生の時にホームステイを経験しましたが、一人で飛行機に乗りはすしたものの、手配は母。到着地にはホームステイ先のママがお迎えにきてくれました。

大学生のころも海外に行きましたが、友だちと一緒だったり、家族と一緒だったり。そんな感じなので、たった一人で旅に出たことはありません。

その後、結婚して、子どもができると、旅は家族というグループで行くことになり、仕事での一人旅は出張という目的のための移動なので、旅とは呼べません。

そんなことから、長期間の一人旅をする人をすごく尊敬しますし、あこがれが人一倍あります。

この本を読むと、「車いす」での旅になると移動や宿舎を選ぶ時に制約があるということを知りました。一方で制約があっても人の手を借りることで、ほとんどのことをクリアできることも知りました。

作者は様々な出来事を通して、バリアを破るのは「人」であるということを旅を通して感じるのですが、それは読み手にも当てはまるのではないでしょうか。手助けを申し出るのに、ためらってしまう人もいるかもしれません。しかしこの本を読むと断られてもいいから手伝えることがあれば、声をかけてみようと背中を押してくれるような内容でした。

旅がなければ死んでいた

坂田ミギーさんの旅の本「旅がなければ死んでいた」は、読みながら笑いがこみ上げる一冊です。

世界一周と言っても、色々な世界一周があるんもんだと驚く旅先ばかりです。忙しすぎる仕事、失恋などを旅を通して、「自分とは」「自分の人生とは」という重くなりそうなテーマが裏側にありつつも、笑いとともに読んだ後には、なんだか爽快感につつまれました。コロナで閉塞感漂う中で読んだので、よけいにそう感じたのかもしれません。

「自分の常識なんて大したことないな」「世界ってなんて自由で、素晴らしいことにあふれているんだろう」と思わせる作者の独特の文章。そして、破天荒な主人公に「自分はこうはなれないな」と思いつつも、こんな風になれたらどんなにいいだろうとも感じました。

久しぶりに笑いながら読んだ作品だったので、高校生の長女にすすめておきました。興味がなさそうだったのですが、どうも読み始めたようで、昨晩「これ、おもしろいわ」っとボソッとつぶやいているのを聞きました。


最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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