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新中学1年生、GWまでにこれを頑張ってください

2023年03月25日

いつの間にか桜が咲いて、もう満開近くなってしまっています。入学式までは持たないかもしれませんね・・・

さて入学式を控えた中学1年生ですが、春休み後半から4月にぜひ取り組んでいただきたいことがあります。

もちろん勉強のことで、どの科目も大切です。でも今年は特に英語です。

英語のテストが保護者世代とは別物に

新中学2年生が昨年受けた定期テストの英語の内容が軒並み難しくなっています。もう私たち保護者世代が受けた「初めての英語のテスト」とは全く別物です。

以前の1年生1学期中間テストといえば、アルファベット、ローマ字、「I am 〇〇」「How are you?」くらいの内容で、よほどでない限り平均点も80点を超えていました。

それが昨年の平均点は殿馬場72.8、大浜77.6、なんと月州は68.4点でした。

内容も単語やフレーズを覚えて、自力で書かないといけない問題が目立っています。

英文を会話が成り立つように並び替える問題、和文英訳のほかに次のような問題も出ていました。

新しいクラスで自己紹介をします。あたな自身のことを3文以上の英文で書きなさい。

なぜ、こんなに変わったの

これは2年前に変わった英語の教科書に根拠があります。

小学校では3年前、中学校では2年前、高校では昨年から教科書が刷新され、内容も大幅に変わりました。

新中2生は3年前、5年生の頃に英語を「教科」として習った最初の学年です。それまでは「外国語活動」として英語に慣れ親しむことが目的で「教科」ではありませんでした。

それが5年生から英語を教科として習うことになったのです。

新中学2年生は、5年生から英語を習った初めての学年ということですね。つまり中学1年生は英語を学び始めた学年ではなく「英語学習3年目」にあたるということです。

またテストが難しくなり平均点が低くなる原因は「書くこと」を求められるようになったからです。

小学校までは、ほとんど英語を書くことがありませんでした。いや、この表現は正確ではありませんね。

「頭の中にある英語を何も見ないで自力で書く」ということを、小学校のテストなどでは求められることがありませんでした。

それが上記の問題のように英語を自力で書かないといけないくなります。英語だけでなく日本語を考えるところからスタートという問題もありますね。

GWまでが勝負

だからこそ、この春休み後半、また学校の授業がスタートしてGWまでに出来るだけ「英語を書けるように」なっておいてほしいのです。

中学1年生の1学期中間テストは範囲が広くないとはいえ、初めてのテスト勉強で戸惑うこともあるかと思います。テスト直前になって覚え慣れていない英語を暗記しようとすると、思った以上に時間がかかってしまいます。以前に参加した教材会社さんの勉強会でも「全国的にスペルの間違いが目立つ」と言われていました。

小学校で学習した単語を「ある程度は書ける」という前提で中学校の授業が始まることにも原因があります。

これからの中学校の英語は、ほんの少しの差が大きな点数の差、成績の差となってしまいます。

以前は「中学1年生の2学期に英語が嫌い・苦手になる」と言われていました。それが1学期に前倒しになると予測します。

ぜひスタートダッシュを華麗に決めて、「英語が好き・得意だ」と言えるようにしていただければと切に願います。

最後までお読みいただきあり、ありがとうございます。

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