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小学生が中学校に入って国語で困らないようにするために

2018年09月23日

未来への作戦会議

いよいよ明日からです。

塾に通っている人はそろそろ夏に受けた模擬テストの結果が帰ってくるころですね。

未来アカデミーでは模擬テストの結果を三者面談で返却しています。テスト結果の分析とともに次のテストへむけてどうするか「未来への作戦」をお伝えするためです。

小学生の保護者の方から一番多い質問は?

高校入試を控える中学生だけでなく、中学受験をしない小学生にも同じように面談にてテスト結果を返却しています。

そこで保護者の方から質問の多いのが、国語の学習ついてです。特に多いのが「ウチの子は読解力がないんです」というものです。

読解力って何?

「読解力」ってよく聞きますが、実は難しい言葉ですね。調べてみましたが、いろいろな定義があります。ここでは簡単に「書かかれている内容を理解する力」とでもしておきます。

「書いている内容=文章」
   ↓
「文章=一文の集まり」
   ↓
「一文=言葉の集まり」

ということは言葉の意味が分からなければ、書かれている内容を理解することができません。

「読解力」という言葉を分解して分かりやすくお伝えしようと書いているうちに、ややこしくなってきました(汗)

要するに、まずは「語彙力が大切ですよー」「知っている言葉を増やしましょう」ということです。

保険室で休む???

小学生(中学生でも…)多いのがこんなパターンです。

(問題)次のひらがなを漢字に直し解答欄に書きなさい。

ほけん〇〇〇〇。

 

(問題を解くときに〇の部分をキチンと読んでいません)

それで書いた答えが「保険」、正解は「保健」です。

〇の部分をキチンと読めば、間違うことが少ない問題ですね。

問題は「ほけん室で休む」でした。

語彙力を高める漢字の学習方法

「あんた何やってんの!」「ちゃんと文章を読まなアカンやん!」と言いたくなる気持ちはよーく分かります。模擬テストの分析をしていると全く同じ気持ちになりますから。

でも、ここを学びのチャンスにしませんか。

ぜひ「保健」と「保険」の意味をお子さんと一緒に調べてみてください。

「保険室」があったとしても休めないですよね(笑)

毎日のように小学校の宿題で漢字ドリルが出されているかと思います。その時にも口頭でも構わないので漢字の意味を確認してあげてくださいね。

小学校のときに、こういったことをクセづけていると、高校入試や大学入試のころに「語彙力が…」といったことにはなりません。中学3年生の秋に「語彙力がないのですが、何とかなりませんか」と言われても、入試には間に合いませんよね。

小学生だけでなく、中学生や高校生でも同じようにして漢字の学習をしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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