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宿題テストと実力テストって、どう違うの

2018年09月11日

先週末から今週にかけて、中学3年生は実力テスト、1年生や2年生は宿題テストが行われていますね。

塾の生徒で残っているのは14日(金)の殿馬場中学校だけとなりました。学年別に少しアドバイスも書きますので、殿中の生徒たちはぜひ参考にしてくださいね。

宿題テストと実力テストの違い

何度かこんな質問をいただいたことがあります。

「宿題テストと実力テストってどう違うのでしょうか?」

厳密な定義はないものの、実力テストは「テスト範囲が明記されていない、または明記されていても単元名にとどまるテスト」だといえるでしょう。

よく夏休み明けにある宿題テストは「夏休みの宿題から出題されますよ」ということが多いです。

そういった範囲が指定されるため、宿題テストは実力テストに比べて平均点が高くなります。基本問題を中心に出題されることが多く、場合によっては定期テストより高いこともあります。

肌感覚ですが、こんな感じでしょうか。

平均点
定期テスト 50~60点
宿題テスト 60~80点
実力テスト 40~55点

もちろん学校や学年、実施時期によってバラつきがあります。あくまで目安ということで。

内申点に入るの?

気になるのは「実力テストや宿題テストの成績が内申点に入るのかどうか」というところですね。

これは学校によって扱いが違うようです。しかも学年によって変わる学校もあるとか・・・。

宿題テストや実力テストの目的は理解不足がある単元やポイントをあぶりだして、次の学習に生かすのが目的だと思います。(もちろん3年生の実力テストは志望校選びの参考にも使います。)テスト範囲も定期テストと重なることですし、内申点に参入しないほうがいいと思うのですが、どうなんでしょうか。

「内申点に入るぞー」って言われたほうが、生徒たちは頑張って勉強するからいいのでしょうか。

判断が難しいところですが、学校間で統一してもらいたいものです。

1年生、2年生の復習のポイントは?

今後の学習を考えると、必ず復習しておいてほしいところがあります。科目でいうと英語と数学ですね。

英語と数学は「積み重ね科目」と言われます。前の単元の内容を使って、次の単元を理解することが多いからです。

たとえば「小学校で習った割り算は掛け算と引き算ができなければ解けない」といったことですね。理科、社会、国語はそんなことはありません。

どの科目も大切なのですが、先々のことを考えると英語と数学を優先して復習してくださいね。以下にポイントを挙げておきます。

1年生の英語

1学期は、それほど多くのことを学習していません。少し苦手意識があっても、今なら挽回できますよ。

単語

覚えていない単語は確実に覚えなおしておいてくださいね。1つのテーマで出てきた単語は今後も出題されやすいですよ。

堺市で使われている教科書「Sunshine」なら数字(p29)や曜日、お天気(p35)を表す単語です。

基本となる文

教科書にはその単元で学習する内容の例文が書かれています。

少なくとも、その文の意味が言えて英語を書けるようにしておいてくださいね。

1年生の数学

計算

何をおいても計算です。「正負の数の四則計算」「文字式の四則計算」は完璧に!

次に学習する「方程式」「比例・反比例」で当たり前のように使いますよ。

2年生の英語

2年生の2学期にもなると好き嫌い、得意不得意がはっきりしていると思います。

平均点あたりなら

宿題テストで平均点あたりなら、1年生と同じく「単語」「基本となる文」の復習が効果的です。

平均点以上なら

平均点以上なら、教科書の本文の暗唱に取り組んでみてください。長くなるので詳しくは書きませんが、ミスがグンと減ってきますよ。

平均点を下回ってしまったら

平均点を下回っているようなら、1年生に戻って復習するほうがいいでしょう。

2年生の数学

計算

2年生でもやはり計算が最重要です。「文字式の計算」「連立方程式の計算」がスムーズに解けないなら絶対に復習が必須です。

1年生と同じように、2学期に学習する「1次関数」では当たり前のように使われます。この単元は入試でのよく出題されています。

以上です。少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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