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家庭訪問対策

2018年04月20日

家庭訪問に対策なんて必要?

家庭訪問対策なんて書くと「えー、そんなん要るんですか?」という声が聞こえてきそうです。

たしかに受験や内申点対策などの超重要事項ではないかもしれません。でも、生活習慣や食事の見直しが健康へつながるようにジワジワと効いてくるものです。

特に最近は先生が部屋まで上がらず、玄関口で短い時間でのやり取りが増えているようです。短い時間でも、せっかくの機会ですから上手に活用できるといいですね。

家庭訪問の目的は?

さて、では家庭訪問の目的は何でしょう?

担任の先生は30人前後の生徒を担当するわけですから、一人ひとりと毎日のように密なコミュニケーションをとれるとは限りません。

細かいことはいろいろとあるのかもしれませんが、家庭訪問の大きな目的は生徒のことを少しでも把握して1年間の教育活動に活かすことではないでしょうか。お家を見ることで生活環境から見えてくるものもありますし、ご家庭の教育方針なども確認したい事項のひとつでしょう。

だから時間を割いてわざわざ訪問しているのだと思います。かといって一家庭10~15分ほどなので、深いことまでやり取りできるわけではありません。

今年の担任の先生、ハズレやった…

小学校や中学校の頃、先生に目をかけてもらった経験や逆に先生が特定の生徒に力を入れているのを感じたことはないでしょうか?子どもたちと話をしていると「あの先生、ひいきするから…」というのをよく聞きますしね。

「先生に取り入って上手くやってもらう」ことまでは必要ありません。しかし「あの先生、ハズレやわ。大嫌い!」という感情で1年間過ごすのも得策ではありません。お子さんと先生がよい関係を築けるほうがいいに決まっています。

だからこそ、我が子のことをキチンと知ってもらうために、ご家庭でも事前準備をしておく必要があります。

先生のメガネは何色?

塾に入っていただく際に、必ず面談を行っています。現状の成績、苦手なところや目標などはもちろんですが、性格なども伺って指導に活かすためです。

その際、保護者の方から聞いた情報を元にその生徒の特性を把握します。透明なメガネで見ようとはするのですが、いくらかはお聞きした情報というフィルターを通して見てしまいます。

学校の先生もよく似た感じでしょう。前任の先生からの引き継ぎもあるでしょうしね。

その引き継ぎ事項はもしかしたら本当のお子さんを表していないかもしれません。一部だけをクローズアップしている可能性もあります。

その情報を補正するためにも先生に伝えたいことを事前に準備しておくといいと思います。

準備することは、たったひとつです

家庭訪問を控えて準備するのは、たったひとつです。それは先生に伝えたい情報をまとめておくことです。

伝えたい情報は次の3つです。

①長所と改善してほしいところ

できれば長所をたくさん、改善してほしいところは的を絞る方がいいですね。自分の子どものこととなると欠点に目が行きがちです。でも欠点の全てを学校でカバーできるわけではありません。また欠点だらけでダメな子という印象を持ってもらいたい訳でもありませんよね。普段、人前では出していないかもしれない長所などを伝えるようにしてくださいね。

②ご家庭の教育方針

「うそをつかない」「約束を守る」「ずるいことをしない」といったことです。改善点と重なるかもしれませんが、分けて準備しておきましょう。

③健康に関わること

「給食に入っていた食品を食べたところ、アレルギー反応が出て重篤な状態に陥ってしまった」という事故が数年前にありました。事前に学校からヒアリングシートなどが配布されなければ、食べのもアレルギーや喘息など健康に関わることは明確に伝える必要があります。

忙しい先生への心遣い

できれば、これらの項目は書面にして先生にお渡しできるといいです。先生は一日に何件ものご家庭を訪問します。メモを取る先生もいらっしゃるとは思いますが、そこで話した内容を全て正確に記憶することは難しいでしょう。

また慣れているかもしれませんが、先生も緊張してご家庭にやって来ます。ねぎらいの言葉をかけ、積極的に質問をするなど上手くコミュニケーションが取れるといいですね。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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