2018年12月27日
年末年始に受験生に取り組んでほしいこと
働き方改革の影響でしょうか。大手塾でも28日や29日から3日とか4日までお休みということを聞きます。
塾の授業も学校もお休み。一日中、自由!ちょっと息抜きをしたいなぁ。そんな気持ちになるのもよく分かります。
でも年末年始のうち2日ほどは、しっかりと計画を立てて実行してほしいことがあります。一日中時間が自由になるからこそ、できることです。
それは過去問演習、入試本番のシミュレーションです。
※公立高校の過去問集についてはコチラの記事もご参考になさってくださいね。
『過去問集5社を比較してみた~大阪府公立高校~』
過去問演習への取り組み方
過去問演習と言っても、適当な時刻に好きな順に各教科の問題を解くのではありません。
テストが実施される順に全ての教科の過去問を連続して解きます。できれば、入試当日の予定時間に合わせて起床し、食事をして過去問に取り組むと、なおいいでしょう。
入試が行われる時刻、時間割は各学校から募集要項等で発表されています。
例えば大阪府の公立高校、平成31年度入試の全教科ともB問題を採用する学校の時間割はこのように決まっています。
9:10~ 国語
10:20~ 数学
11:30~ 英語
13:30~ 理科
14:30~ 社会
公立高校の時間割はオーソドックスですね。
集中力がより必要な科目は午前に集中しています。
多くの模試もこの順にテストを実施することが多いのではないでしょうか。
私立高校の入試は時間割に注目
しかし、ある私立の募集要項を見てみると、こんな感じの時間割が載っていました。
「国語 → 社会 → 英語 → 昼食 → 理科 → 数学」の順で実施されます。
朝から緊張した状態で4科目もテストを受けた後です。そこで最後に数学です。かなりハードですね。
ここで集中力をキープできるかどうかで、得点がかなり変わると思われます。「疲れた状態でも、粘り強く頑張れる生徒」に来てほしいという学校からのメッセージかもしれませんね。
今、過去問演習に取り組むべき理由
冬休みが終わってすぐ、1月末には学年末テストが控えています。学年末テストへ向けた勉強にも時間を取られることを考えると入試のシミュレーションに使える日は限られています。
だから、この年末年始の2日くらいは、過去問を時間割通りに解く日に充ててみてくださいね。
「お正月くらい…」と思うかもしれません。その気持ちはよく分かります。でも一生で一回か二回、人生に大きな影響のある進路決定のことです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。