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合格に近づく過去問の使い方

2019年01月24日

えっ!あと約3週間!!私立高校入試まで、もうあと少しですね。

大きく分かれる過去問の使い方

月州中学校は今日が学年末テスト最終日。大浜中学校は明日が最終日。少し遅れて殿馬場中学校は来週末。

中学3年生は学年末テストが終わったら、入試へ向けてラストスパートですね。そんな時期、過去問の使い方について書いてみます。

※公立高校の過去問集についてはコチラをご参考に。
過去問集5社を比較してみた~大阪府公立高校~

塾生たちには冬休みの少し前あたりから過去問に取り組んでもらっています。

過去問への取り組み方を見ていると2種類に分かれます。「流石、上手に勉強しているなぁ」という生徒と、「もったいない使い方だなぁ」という生徒がいます。

もったいない過去問の使い方

どんな使い方かというと・・・

まずは時間制限ですね。これは言う間でもなくタイマーをセットして、制限時間内に解くようにしています。

あ、話はそれますが、タイマーで注意点が一つ。スマホのタイマーは使わないように始動しています。解いている途中でLINEなんかが入ると集中力が途切れますからね。

話を戻します。制限時間内が来たら採点をしますよね。

何日か後にでも全教科を解き終えたら、合計点を計算します。そして、自分の得点が合格点に届いているかチェックをしています。

あまり得点に一喜一憂し過ぎるのも問題ありますが、まぁ仕方ありません。

残念だなぁと思うのは、採点と得点のチェックだけをして、そのまま問題集を片付けてしまうことです。

普通の子の過去問の使い方

普通の子は採点、得点チェックのあと、自分が間違えた問題や解けなかったところを確認、復習しています。

しかし、ここからが重要なんです。流石だなぁと思う生徒はここからの動きが違います。この後が合否を分けると言っても過言ではありません。(ちょっと言い過ぎ、かな・・・)

合格する生徒の過去問の使い方

模試の判定が良くなくても、過去問の点数が思うようにいかなくても、合格をもぎ取ってくる生徒たちは2つの点で上手に勉強をしています。

採点の前にしていること

まず1つ目。答案に丸をつける前に、もう一度タイマーをリセットしています。そして、また問題に取り組み始めます。

何をしているかというと、制限時間内に解けなかった問題を解いているんです。

だからタイマーはカウントアップ(時間が増えていく機能)使います。

これをすることによって「実力不足で解けないのか」「解けるのに時間配分や問題を解く順番に課題があったのか」を仕分けができます。

その中で解けなかった問題が正答率の低い、いわゆる難問なら気にする必要はありませんよね。

そうではなく、時間が足りないのなら、いかに時間内に全問解き終えられるようにするのか、対策を考えます。

不正解以外の復習の仕方

2つ目。

不正解だった問題、解けなかった問題の復習をします。まぁ、コレは当然なのですが・・・

この時、解けなかった問題をその周辺知識も含めて復習をしているんです。

例えば、こんな単純なのは出ないかもしれませんが、「源頼朝の死後、鎌倉幕府で政治の実権を握った北条氏は何という地位に就きましたか?」という問題が出来なかったとします。その場合、鎌倉幕府の成立から、幕府の組織図、御成敗式目、北条泰時といったキーワードを復習します。

また、選択問題だったら、選ばなかった選択肢も含めてに分からない内容がないかどうかのチェックも怠りません。

昨年の入試で出題されたのと全く同じ問題が、今年も出題されることはないかもしれません。(可能性はゼロではありません)

だからと言って復習をしないのでは、あまりにもったいない。正解、不正解どちらであろうと、不安がある単元について確認をして、知識の総仕上げをしてください。これが過去問を解くときに大切なことです。

まとめ

①時間内に出来なかった問題も、解いてみる。そして時間内に解き切る作戦を考える。

②出題された問題を使って受験勉強の総仕上げをする。

この2つを実践してみてくださいね。そして、志望校合格をもぎ取ってきてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

少しでもご家庭での勉強や受験のお役に立てば幸いです。

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