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低学年クラスで日記にチャレンジ

日記

小学校では積極的に日記を書かせる先生とそうでない先生がいらっしゃるようです。

我が家の1年生の次女のクラスではどうなのか?

うちの娘の場合は、連絡帳の最後に簡単な日記を毎日書かせてくださっていました。
学校での日々の様子がわかるので、連絡帳を読むのが密かな私の楽しみでした。2年生になっても、書かせて下さる先生にあたることを祈ります!

さて、先日の個人懇談会で保護者の方から「日記に何を書いていいのかわからない!」と日記についてのご相談をいただきました。

ということで、急遽、先週から日記にチャレンジしています。

  1. 1分書くことを頭で考える
  2. 3分~5分程度で日記を書く
  3. 書いた日記をみなの前で発表

 

\1回目は「今日の朝の様子」/

昨日のことを書いてごらんというと、フォーカスすべきところがわからず、なかなか鉛筆が動かない子も多いと思い、授業のある土曜当日の朝の様子を書いてもらいました。書き始める前に、悪い例として朝の様子をホワイトボードに書きました。

「朝おきました。朝ご飯を食べました。」

子どもたちに「みんなの日記はこんな感じ!この日記じゃ、先生には何時に起きたかわからんね。それに、どんなご飯食べたかわからんし、お腹いっぱいになったかもわからん。ご飯食べた時の気持ちとか、お腹いっぱいになったのか、もっと食べたかったのか、ほんとは別のものが食べたかったとか詳しく書いてなー!」と伝えました。

\自分の気持ちを書いてみる/

「日記にはみんなの朝の様子がよく分かるように、その時の自分の気持ちを正直に書くときっと面白い日記になるよ。」と付け加えました。

上記のような説明を簡単にして、わいわいガヤガヤとみなの質問に答えてから、さあ、スタート!
えんぴつを持つと、考え込む様子なくさらさらーっと書きすすめていましたねぇ。時間が足らずに、「先生まってー!」という声もありました。ww

しかし時間内に書き上げることも訓練なのでいったんは切って、全員の前で書いた文章を発表。

音読\誤字脱字は気にしない、でも読み返すクセはつけたい/

低学年の子には、誤字脱字を細かく注意せずに、まずはのびのびと文章を書いてもらいたいですねー。ただし、自分が書き終わった後に、読み返す習慣をつけていくことは必要だと考えています。

なぜなら、誤字脱字の多い文章は自分で声に出して読む時に、読めない、もしくは非常に読みづらいからです。

実際、今回はじめて自分の文章を声に出して読ませてみると、上手に読めない子がいることが発覚。そして、なかには大きな声で発声することのできない子もいました。読み返すことで、誤字脱字を自分で発見できることに気づいて欲しいです。

\今は評価しない/

文章を自分で作る作業には慣れが必要です。しばらくの間はゴールを決めたり、評価などはしない予定です。まずは、文章をつづることは難しいことではないという気持ちを持たせることをテーマに、欲張らずに継続的に取り組んでいきたいと思います。半年ほど取り組んでみて、保護者の方に成果をご報告するようにしたいです。

そういえば、今回はじめての試みで、普段は比較的おとなしい子が堂々とはきはきした口調で文章を読んでいたり、非常にまとまりのある文章を書いていた子もおり、新たな面を見つけることができたのは、とても興味深かったです。

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