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低学年が春休みにやっておきたいこと

2019年03月23日

東京で桜の開花宣言が木曜日にされました!全国各地で次々と桜の開花宣言がこれから聞こえてくることでしょう。

そして、いよいよ保育園や幼稚園を卒園した子たちが、新1年生になります。
また、小学校を卒業した子たちは中学生へ。受験勉強を終えた中学生や高校生はそれぞれ進学先へと旅立っていきます。

新しい制服、教科書、学用品をそろえ、みなが期待と不安を胸に新しい環境へ巣立っていく季節です。気持ちも新たに頑張っていってほしいと思います。

さて、学校からの宿題もない春休みに最優先で取り組んでいただきたいことのひとつ、漢字学習についてお話します。(あ、でも最近は春休みに宿題を出す学校も増えてきましたね。)

小学校で学ぶ漢字は1006字!

小学校で学ぶ常用漢字は1006字あります。(2020年からは20字が新たに追加され、学習漢字が1026字となります。)
各学年の学習漢字数は下記の通りです。6年間の中で1,2年生で学ぶ漢字数が他の学年で学ぶ漢字数より少ないのがわかります。

1,2年生の余裕のある学年では完璧に漢字を書けるようにマスターしてくださいね。

学年 漢字数
1年 80字
2年 160字
3年 200字
4年 200字
5年 185字
6年 181字

1~3年生は漢字学習の最も大切なステージ!

1年生の漢字は画数が少ないため、習った漢字を躓くことなくおぼえることができる子が多いです。
しかし、学年が上がるごとに前学年で学んだ漢字や新しい漢字が組み合わさった熟語を学び、読み方も複雑化していくので、少しずつ覚え残しやうろ覚えの漢字がでできます。

この「覚え残し」、「うろ覚え」というのが厄介です!漢字はだいたいかけているから〇とはなりません!
点が足りない、部首がぬけている、一本線がたりない、繰り返しますが「うーん、惜しいから〇にしとこう!」とは絶対になりません!

だからこそ、完璧にマスターしなければならないのです。

前学年で覚えていない(=書けない)漢字があると、当該学年で学ぶ熟語が書けないことなります。

計算と比較すると漢字学習を重要視されないご家庭もあるかもしれません。しかし、漢字が書けない・読めないということは長く続く学生時代に大変なリスクを背負うことになります。

漢字が苦手ということは、国語だけでなく文章問題のある算数、中学年から学習がスタートする理科や社会でも文章を読み理解することができないということへつながっていきます。

ですから、漢字学習がスタートする小学校1年生から是非とも丁寧にきっちりと書く習慣をつけ、低学年の間に漢字学習を得意にしておきましょう。

新しい学年に進む前に漢字の総復習を!

漢字学習は繰り返し練習することで身についていきます。学期終わりや、春・夏・冬休みの長期間のお休み、学年替わりなどのタイミングで、すでに学習した漢字の総復習を行うと、定着率がぐっとあがります。一度覚えた漢字も必ず復習するように心がけましょう。

といっても、ひたすら同じ漢字を書くことには、子どもたちは飽きてしまいます。できれば書店で子どもと一緒に薄い漢字テキストを購入して、総復習するといいと思います。

学習をする時間は、15分から30分くらいを目安にしましょう。短い時間で学習させることで、集中して学習に取り組めます。

漢字検定に挑戦する

漢字学習を取り組ませるために、年1回必ず漢字検定に挑戦するなどの節目を作るのもおすすめです。

漢字検定では読み・書きなど、当該学年で学んだ漢字の学習定着がどれくらいできているのか計ることができます。

親子で漢字検定にチャレンジするご家庭もあります。目標設定として漢字検定を活用するのはとてもよい方法です。機会があれば是非チャレンジしてほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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