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中学生向け古文のテスト勉強の仕方

2020年11月19日

古文は天敵

書いていたようで書いたことがありませんでした。

今日は大浜中学校では期末テスト2日目。テスト科目は国語プラス学年によって科目が違いますが、実技科目2つ。

ということで早朝特訓では国語の最終チェック。2学期の期末テスト、国語では古文がテスト範囲に含まれることが多いです。

塾に通っていなかったり、通っていても国語を受講していない人の多くが「古文はハードルが高い」と感じているように思います。

ということで中学生の定期テスト、古文のテスト勉強について書いてみます。

中学生の古文の勉強

中学生の古文克服の第一歩は「何が出題されるのかを知ること」です。どんな問題が出るか分からなければ対策の立てようがないですからね。

①作品についての知識

文学史、作品についての知識が出題されます。

現行の教科書では1年生は「竹取物語」、2年生では「平家物語」「徒然草」、3年生は「奥の細道」と三大和歌集が取り上げられています。

それぞれの作品名、作者、書かれた時代、ジャンル、作品の特徴などを漢字で書けるようにしておいてくださいね。

②古典知識

現代の常識とは違って知らなければ答えられない知識問題が出題されます。

例えば、月の異名(一月=睦月、二月=如月、三月=弥生…)や旧暦の四季(春=一月から三月、夏=四月から六月)といったことですね。

③読み方

「歴史的仮名遣い」中学1年生にとっては聞きなれない言葉。これは昔の言葉の書き方。古文はその時代に使われていた方法で書かれています。例えば「いはく」「をかし」「あやしう」です。

それを今の読み方に、発音の仕方に書き直す問題が出されます。「①線の部分を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい」といった感じで出題されます。

「いはく」⇒「いわく」、「をかし」⇒「おかし」、「あやしう」⇒「あやしゅう」と読み方を解答します。

④言葉の意味

古文を学習するときに「読める」けれど「意味が分からない」ということがよくあります。

それは昔の言葉を知らないからです。英単語を知らなければ、英文の意味が分からないというのと同じですね。

古文のテストで出題されるのは2パターンです。

中学1年生だと教科書「蓬莱の玉の枝」に「いとうつくしうしてゐたり」という文があります。この文に2つとも含まれています。

意味が変わってしまった言葉

「うつくし」は現代語だと「美しい」という意味ですが、古語では「かわいらしい」「愛おしい」という意味です。よく似ていますが少し違いますね。

教科書では、「かぐや姫が竹の中でかわいらしい様子で座っていた」という使われ方をしています。

 このように今でも同じような音の言葉はあるけれど、意味が変わってしまった言葉について出題されます。

使われなくなった言葉

「いと」は今では使われません。「たいへん~」「とても~」といった意味ですね。

こうった言葉もよく問われます。

現代仮名遣いと現代語訳

「現代仮名遣いに直しなさい」「現代語訳をしなさい」

この二つを混同してしまう人がかなり多いように思います。

英語のテストで「日本語訳をしなさい」という問題が出ると、英語を日本語に直しますよね。決して読み方を書きません。それと同じで「現代語訳」と「訳」がついているので、現代語で意味の分かる文に直すということです。

内容把握

詳しく書くと長くなりますが、ここまで長文になってしまったのでサラッといきます。

本文に対しての様々な内容を聞かれます。現代文によく似た問題が多く出題されます。

実力テストや模擬テストでは通用しないのですが、定期テスト対策としては教科書に載っている現代語訳をしっかり読み込んでおけば対応できるかと思います。

書かれている本文の内容はそれほど難しくありません。中1だと「竹取物語」、かぐや姫のストーリーを理解するのは、そんなに難しいことではありませんよね。

文法

文法は高校生と違って、それほど難しいのは出題されません。「係り結びの法則」くらいでしょう。

 

長くなってしまいましたが、勉強量としてはそれほど多くならないかと思います。しっかり準備をして期末テストに臨んでくださいね。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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