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不合格とともに手に入れたもの~公立高校の合格発表~

2019年03月21日

「先生、やっぱり壁は高かったです・・・」

そんな言葉で最後の一人が合否を報告してくれました。

公立高校の入試結果、今年は全員合格とはなりませんでした。

塾で働くものとして言い訳はできません。申し訳なさと悔しさでいっぱいです。でも、こういったことは塾を続けていく以上、逃れられないのかもしれません。

合格、不合格だけではなく、受験学年の春の時点での第一志望と違う学校を受験することに決めたときも不合格の知らせに似た感情が出てきます。

でも、そういった感情を補ってくれるのも合格発表後の受験生です。

公立高校入試で不合格になってしまった生徒は、その日の午後から私立高校に行って入学手続きを行います。私立高校の教室は笑顔が一つもなく、重苦しい雰囲気だったそうです。

彼はその足で教室に来て、高校からもらった課題に取り組んでいました。さらに翌日も授業がないのに自習をしています。

完全に次へ向けて切り替えができています。

というのも、この1年、本気で頑張ったからだと思うんです。本気で頑張ったから、次のステージで結果を残したいんだと思うんです。

1年前と比べると遥かに大人になった姿を見せてくれました。そして不合格とともに手に入れた強さを見せてくれました。そんな強さに負けないよう私たちにもまだまだ精進が必要です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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