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『親らしく生きない』

2019年10月27日

先週の池上彰さんの講演会に続いて今週も勉強会に参加してきました。

冒頭に私の顔が大写しに(汗)

講演会の主催は塾経営の指導をしていただいているコンサルタント、マネジメントブレインアソシエイツの中土井先生です。

そのインタビュー動画でした。恥ずかし過ぎますね。

親らしく生きない

先日、こんな記事を書きました。

『忙しい時こそ子どもの様子に気をくばりましょう』

次女が大泣きしてしまったという話でした。

その内容にピッタリとアドバイスをしてくれるようなメルマガを読んだんですよね。

(以下、メルマガからの転載です。)

親が問題と捉える子どもの行動のほとんどは、子どもが親からの注目を

得ることで、家庭内での自分の存在を確認するためです。

 

ですから、子どもの行動が問題だと感じたら、親の注目の仕方を変える

と、まるで何もなかったかのように問題が解消することが多いのです。

 

昨今の両親は、昔に比べて忙しく余裕がないようです。その影響が子ど

もに及ぶと、様々な問題が生じてきます。

 

子どもの世界も課題で溢れています。これらの課題を克服するためには、

子どもが親から関心を寄せられているという実感を持つことができると、

自分は価値ある人間だと実感し、課題に取り組む勇気が湧きあがるのです。

 

子どもは、そのエネルギーを獲得する為に、親から注目を得ようとするのです。

 

 

さて、親は忙しい。子どもの細かい行動に目が行き届きません。

そこで、子どもが親に関心を示されていないと感じれば、課題解決のた

めのエネルギーを獲得できません。そこで、なりふり構わず、注目を得

ようとするのです。

 

 

親が忙しい時に、

 

子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」

親:「今忙しいから、後でね!」

 

しばらくして、

 

子:「ねーねーお母さん。今日…」

親:「今、お母さん何しているかわかるでしょ!あなたの話は後で聞くって

   言ったでしょ!」

子:「……。(後でって、いつ!?お母さんは自分の話を聞いてくれない)」

 

となるかもしれません。

 

 

それでも、親の関心を得ようとすると、

 

親:「(子どもの顔を睨みつけて)何度言ったらわかるの!?

    お母さんは今忙しいの!」

子:「(ヤッター!お母さんがちゃんと僕の方を向いてくれた!!)」

 

と、叱られているのにも拘わらず、注目を得られたことに満足し、

「親が忙しい時(いつも忙しそうですが・・・)に声をかけよう!」

と新しい行動を学ぶのです。このようにして、親が問題だと思う

行動が始まり、継続してしまうのです。

 

 

まずは、普通の忙しい親を子どもの前では一旦棚上げすることです。

子どもは1時間も親に話をしようとはしないはずです。精々10分位のこと

でしょう。子どものエネルギーを高めるか、それとも将来に渡ってエネル

ギーを消失させてしまうことを考えたら、決して長い時間ではないはずです。

 

 

子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」

親:「ごめんね。今、どうしてもおかあさん手が離せないから、

   あと30分位したら、終わるから、後で聞かせてくれる」

子:「うん。わかった。」

 

 

30分経過したところで、

 

親:「さっきは、ごめんね。あなたの話を聞かせて?」

子:「あのね。今日、学校でね…」

親:「(子どもの顔をしっかり見て)ふん。ふん。そんなことが

   あったの…。それで、どうしたの?」

子:「それでね、…」

親:「そうだったんだ。それは、楽しかったわね!」

 

 

子どもにとっては、これだけでいいのです。

 

是非、少しの時間でいいので、子どもの話を聞く時は、普通の忙しい親

を棚上げしてみて下さい。現在、そして、将来の子どものために。

 

このメルマガを書いているのが今日の講演会の主催者である中土井先生です。

塾の先生というより一人の保護者として参考にさせていただいています。

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