トップ > ブログ > 受験勉強 > 高校選びでは5教科合計の偏差値を見ないでください

高校選びでは5教科合計の偏差値を見ないでください

中3生の悲鳴

「先生、ヤバいわー。どうしたらいいですか…?」

中間テストが終わりましたが、中学3年生は11月の実力テストに向けて気が抜けない日が続きますね。

もう3年生は2学期の実力テストの結果が持つ意味をキチンと理解しています。だからこそ、冒頭のようなセリフになるんですよね。

中間テストの結果が悪かったからではなく、心の中にあるのは「次の実力テストに向けて日がない!」「どの科目を勉強したらいいの?!」という悲鳴に近い思いなのでしょう。

実力テストに向けて科目の勉強も大切ですが…

そんなときは、あらためて現時点での志望校を確認します。そして模試や9月の実力テストの結果を目の前に広げながら話をします。

もちろん勉強の進め方も確認していきますが、お伝えするのはこんなことです。

生徒たちの視線の先や考えでよくあるのは、成績表のココ↓だけをチェックしている場合ですね。気持ちは痛いほど分かりますが…。

そして、「とになく何とかしないとっ!」と焦って相談にやってきます。

もちろん、志望校判定は大切です。そのうえでチェックしてほしいのは、科目別の成績バランスです。なぜなら不得意科目が「高校に入ってから」「次の進路を考えるのに」大きな影響与えるからです。

科目間のバランスを確認したうえで、勉強の優先順位を生徒たちと一緒に考えて行きます。

バランスの良い成績

例えば、こんな成績。

成績のバランスがいいですね。そして強みがハッキリとあります。これなら、どの科目も合格した高校での授業についていくことができそうです。

「もし理系に興味がありそうなら、理科を伸ばそう」「国語に苦手意識があるなら、古文を勉強したら成績を伸ばしやすいよ」などという話ができます。

苦手科目がハッキリしている場合

こんな成績バランスはどうでしょうか?

英数国に比べると社会が極端に思わしくありません。

理科、社会は単元によって得意不得意が大きく分かれます。大学入試でも理科ではなく「生物」「地学」「物理」「化学」に、社会ではなく「日本史」「世界史」「地理」など得意分野で勝負できます。

だから理科、社会が不得意なら特定の分野に絞って勉強するという作戦を考えることができます。

といっても、まだまだ時間は残されています。成績によっては分野を絞ることもあるかもしれませんが、理社は比較的成績を上げやすいので全体的に引き上げていく方向でアドバイスします。

苦手なのが重要科目だった場合

では、こんな場合はどうでしょう?

少し見にくいかもしれませんが、英語が大きく落ち込んでいます。英語は大学進学において避けて通ることはできません。

5教科合計の偏差値で志望校を決めてしまうと、ただでさえ苦手な英語がさらについていけなくなる可能性が高いです。

それなら英語に合わせるまではいかなくても、全体偏差値で考えると楽に合格できる高校に志望校を変更すると、高校卒業後の進路が変わってきます。

そして英語に対して「最低限ここまでは勉強しておこう」と打つ手が出てきます。

といっても、これも生徒の性格にもよります。志望校を下げることは大きなリスクが伴います。恐いのはモチベーションのダウンです。

だから、こういうデリケートな話は時期も考えて、モチベーションアップになる話も添えて慎重にしないといけませんね。

高卒で就職するから勉強しなくてもよい?

「就職するから、科目バランスなんか考えなくっても…」という場合もあるかもしれませんね。

詳しくは書きませんが、「高卒での就職は成績順に決まっていく」と言っても過言ではありません。高校卒業後に就職を考えている人は、その辺りのことも考えた志望校選びができるといいですね。

実力テスト対策、志望校決定は少し先に目を向けて

高校を卒業した後、進学するか?もしくは就職する?

進学を希望するなら、どのあたりの大学?もしくは専門学校がいい?

各高校のサイトには進路実績が掲載されています。

未来アカデミーの個人面談ではそれを一緒に見ながらイメージを持てるようにお話を進めます。

高校入試のあと、燃え尽きてしまった。全く勉強する気にならず高校生活は楽しむことばかり。進路を決めるときになって慌てる…。

そんなことになってしまったら、「あの時の頑張りは何だったのか」ということになりかねませんからね…

ハッキリと明確に将来像をイメージできなくても構いません。それでも少し先を考えて、受験する高校を選んでいただけるといいと思います。

そして、その高校に合格するため、さらにその先の進路で活躍できるようになるために目の前の実力テストに向かっていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ページトップ