2019年12月29日
年末年始にこそ出来ること
今日から冬期講習も一旦お休み。
最近は大手塾でも年末年始はお休み、スーパーなどでも元旦や三が日は休むところが増えているようですね。
そんな年末年始、受験生とはいえ、「塾も休みやし、ちょっと息抜きを…」という気持ちになるでしょうね。
でも心を鬼にして、この年末年始に計画を立てて実行してほしいことをお伝えします。丸一日、時間を自由に使える日だからこそ、出来ることです。
もうお分かりの方も多いかもしれませんが、入試本番のシミュレーションを兼ねての過去問演習ですね。
※公立高校の過去問集の選び方についてはコチラ。
『過去問集5社を比較してみた~大阪府公立高校~』
過去問への取り組み方
過去問の演習をするとき、気まぐれで科目や年度を選んで解くのは効果的でありません。
せっかく丸一日を使うのですから効果的に実施しましょう。
まずは入試本番でテストが実施される順をチェックしてください。
入試が実施される時刻や時間割などは各学校から発表されています。詳しくは募集要項をチェックしてくださいね。
こういった情報を調べておいて、テストが実施される順に5科目(場合によっては3科目)連続して解きましょう。
できれば、起床時刻や朝食も入試当日の予定に合わせるとより効果的です。
例えば大阪府の公立高校、B問題を採用する学校の時間割は以下の通りです。
9:10~ 国語
10:20~ 数学
11:30~ 英語
13:30~ 理科
14:30~ 社会
公立高校のテスト実施順はオーソドックスです。より集中力が必要な科目は午前に集中しています。
これまで受けてきた模試も同じ順だったのではないでしょうか。
私立高校の入試時間割は要注意
しかし、ある私立の時間割はこんな感じです。
「国語 → 社会 → 英語 → 昼食 → 理科 → 数学」
緊張した状態で4科目もテストを受けた後、ラスボスとして登場するのが数学です。
疲れた状態で、どこまで集中力を発揮できるのか。そんなことも学校はチェックしたいのかもしれませんね。
年末年始にシミュレーションをしておくのは
冬休みが終わって、1月末には学年末テストが実施されます。学年末テストへ向けて2週間くらいはテスト勉強に充てたいです。そう考えると入試のシミュレーションに丸一日使えるのは限られています。
だから、この年末年始で塾も学校もない間に2日間くらいは、過去問を使って入試をシミュレーションする日に充ててくださいね。
「お正月くらい…」
そう思うかもしれませんね。その気持ち、よく分かります。
でも人生に大きな影響を与える進路決定の時期です。一生で一回とは言いませんが、二番目か大切な岐路といってもいいでしょう。また毎年、こんなことが続くわけではありません。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。