「勉強」ではなく「作業」になっている
学校で配布される漢字のワークや「英単語を10個ずつ書きなさい」といったプリントに多く見られるパターンです。
漢字を縦方向に10個書いていると、3つ目あたりからは「惰性で書き続けて終わり」なんてこと、ありませんか?
上からではなく、下から書き始めましょう!何で下から…?
それは「テスト」をしやすいから、なんです。
1ページ分をそれぞれの漢字を2~3回ほど練習したら、書いた部分を隠してください。
下から書いているので、その部分を折って練習したところを隠せますよね。
上部にある「漢字の読み」の部分を見て漢字が書けるかどうか確認していきます。
この時、ひとつの漢字について1回ずつ、横方向に書いていきます。
分からない漢字、間違った漢字は再度練習します。
そして、もう一度、すべてをテスト。
これを5~6回も通せば、ほぼ完璧に書けるようになりますよ。
英単語プリントの類も同じですね。
「できるようになったか」の確認がない
一つ目の例と似ているのですが、とにかく覚える作業をがんばって、覚えたと思ったら次の科目に移ってしまう…というパターンです。
社会のワークなどは覚えたら、1ページごとにテストをしてみましょう。
それで全部書けたら、テストでもほぼ間違いなく書けます。
このチェック作業がないと
「あれ!?覚えたはずなのに、思い出せない…」
というのが山盛り!!!
何てことになってしまいます。
必ず、「できるようになったかどうか」確認をしてくださいね。
そして「できるようになるまで」取り組んでみてくださいね。
「分からない問題」は答えを写して終わり
これは数学や英語、理科に多いパターンです。
ワークや問題集を1~2ページ解いたら、丸つけをしますよね?
話が脱線しますが、10ページも20ページも解いて、まとめて採点をしている子を、たまーに見かけますね。
これでは最初のページはどんな問題だったか忘れてしまいます。
多くても見開き2ページで丸つけをするほうがいいですよ。
で、その丸つけをしていて、間違った問題は、赤ペンで答えを記入して終わり
という子が非常に多いです。
ほとんどの子がそうだと言っても過言ではないくらいです。
公立中学校などでは
「採点後、間違った問題は赤で訂正してワークを提出」
という課題が出されるので、致し方ないかもしれません。
でも、ここからが本当の勉強です。
間違った問題をなぜ、間違ったのか?
なぜ、この答えになったのか?
を考えます。
分からない問題もあるでしょう。
それは、先生や友達に質問します。
そして、時間を置いて、解き直してみる。
これが大切です。
こうして解けるようすると成績がグングン上がってきますよ。
どうせ同じ時間を使って勉強するなら、
成績の上がる方法で勉強してくださいね。