2019年03月18日
高校入学までにしておきたいこと
いよいよ明日ですね、大阪府の公立高校、一般選抜の合格発表。
私もソワソワしながら今日一日を過ごすことになりそうです。
そんなことを考えていて先日の記事が中途半端になっていたことを思い出しました。
『中学校ご卒業おめでとうございます~高校進学に備えて~』
「私立高校に合格してから遊び呆けて、1学期に大変な思いをした」という私の失敗談でした。
では、そうならないために「春休みに何をすればいいのか」ということについて書いてみます。
大きく分けると2つ、「中学校の復習」と「高校の予習」です。それにプラスして大切なことがひとつあります。順に説明していきますね。
中学校の復習が必要な科目は?
まずは「復習」から。
受験校を決めるときに、多少なりとも成績を参考にしたと思います。その時、おそらく5教科の合計点や5教科合計の偏差値を見たのではないでしょうか。
5教科の中には進学予定の高校の合格目標の成績より、偏差値や得点が低かった科目があると思います。これらの科目について、中学内容の復習が必要です。
「偏差値55が目標成績の学校なのに、数学と理科が50前後だった」という場合ですね。
具体的には受験勉強に使っていた教材を使って復習するといいでしょう。
特に英語、数学は要注意です。中でも英語は文系・理系問わずどの進路に進むにしても次の入試に必要です。また私のようにスピードについていけず、一番最初分からなくなる危険性の高いのが数学です。
高校の授業の予習って、どうしたらいいの?
次に「予習」です。
大学進学を希望する人は言うまでもありませんが、高校卒業後に就職を考えている人も学校の成績が重要になってきます。高卒での就職は学校の成績が大きく影響しますからね。
得意科目でも苦手科目でも中学校の授業は塾で先に勉強していた人が多いのではないでしょうか。特に成績上位層はその割合が高いと思います。
でも中学校の授業の「予習」をしてくれていた塾を中学校卒業と同時に辞めてしまう人が多いですよね。正確には分かりませんが、半数以上ではないでしょうか。
中学校時代は塾で予習をしていたから学校の授業が復習となり理解できていました。高校の授業は中学校より格段にスピードが上がります。もう「予習なしではついて行けない」と考えて間違いないでしょう。
未来アカデミーでも毎年のように「高校の授業についていけなくなった」とご相談をいただきます。お話を伺うと、そのほとんどが学校の授業について予習をしていません。
各科目の具体的な予習のやり方
英語なら教科書の英文を和訳してみる。分からない単語を調べて、覚える。最低ここまではしておきましょう。
数学は教科書を読み、例題を解いておきます。そこで理解できないところを明確にして、学校の授業で解決を図ります。(格安の映像教材が流行っていますので、そちらで理解を補っておくのもいいですよ)
理科・社会は教科書に目を通し、理解できないところを明確にしておきます。
国語、特に古文は英語と同じように本文を現代語訳して、分からない古語は覚えておきます。
予習・復習に加えて大切なこと
あと高校に入ってからの目標を決めておくのも大切です。
「国公立大学に行きたい」「関関同立に行きたい」「近大に行きたい」
漠然とでも大学進学を考えているなら、各高校のサイトで進学実績を確認してみてください。公立でもほとんどの学校が公表しています。
各高校のサイトから憧れの大学に何人合格しているかチェックしてみてください。大学の難易度は分かりにくいかもしれませんが、何となくでOKです。
希望する大学への合格実績をチェックすることで高校に入ってからの目標順位が分かります。
その際、私立大学の合格者数を鵜呑みにしないでくださいね。高校入試と違って一人で何校も受験して、一人で複数の大学から合格通知をもらう人がいますから。だから合格者数はディスカウントして考えてくださいね。
4月からのスタートダッシュに成功し、本当の意味で楽しい高校生活になることを願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。