2020年01月30日
昨日に引き続いて今日も勉強会に参加してきました。
重複する内容もありますが、今日は小学校からの英語教育について。
英検のスピーキングの採点をAIが行っているというのはご存知でしょうか。
そのAI採点サービスを提供している会社の社長さんが講師でした。まぁ、その「AIを使ったシステムを塾でも使いませんか?」という宣伝も兼ねての内容だったんですけどね。
そのセミナーの中でも小学校英語について述べられていた部分についてまとめておきますね。
小学校での英語について
通知表に英語の成績がつきます
もうご存知のように4月から英語が教科化されます。今年度までは英語活動で評価がされませんでした。教科化ということは通知表に成績が載せられるということですね。
結構なボリュームの英単語
5年生、6年生の2年間で学ぶ英単語が600~700語です。100も違うというのは、教科書によって差があるということです。
今、中学3年間で使っている教科書に出てくる単語数が約1200語ですから、かなりの量だということがお分かりいただけるかと思います。
しかも中学校で学ぶ単語数も1600~1800語と、小学校で出てくる単語を合わせると今の中学生の約2倍!
単語数だけを考えても、5・6年生の2年間で単語をキチンと書けるようにしておかないと、中学校に入ってからでは間に合わない危険性があります。
耳で聞いて話すことに慣れる
「小学校で英語嫌いをつくらない」だったかな、そんなフレーズがあります。
小学校の授業で英語での表現を使えるようにするのですが、文法事項の説明はしないそうです。文法用語を聞いてイヤになるのを防ぐんだそうです。
中学校に入って文法の説明を聞いて「あ、そうか!小学校で習ったフレーズはこういうことだったんだ!」というようするのが狙いだとも。
少し乱暴な表現かもしれませんが、「耳で聞いて、話すことに慣れる」というのが小学校での英語学習になりそうです。
今まで以上に差がつきやすいかも?
高校入試の段階で最も力の差が大きいのが英語だと思います。
数学なら「計算だけは得点できる」というのがありますが、英語ではそれが通用しません。
4月から使用される新しい教科書を私たちはまだ見ることができないのですが、現行の教科書以上に差がつきやすくなるのではないでしょうか。
中学1年生でも高校入試はまだまだ遠い先の話といったイメージを持っている生徒が多いのが現状です。小学校5年生だと、高校入試までは5年間、大学入試までは8年間もあります。
繰り返しになりますが、少しずつでも丁寧に学習をしてきた生徒と、そうでない生徒の差が大きくなりそうです。
新5年生、6年生のお子さんがいるご家庭では、小学校での英語の授業の内容や進度、テストなどに注意を払っていただきたいと思います。
最後までお読みいただき感謝しています。