2021年09月16日
中学3年生たちにとって大切な5つのテストのひとつ、第4回(9月)五ツ木模試が終わりましたね。
さすがに緊張からか、前日の土曜日にいくつか質問がありました。
そんな五ツ木模試を前日に控えた土曜日、中学3年生向け入試特訓の2回目の授業がありました。今日はその時にお伝えしたことを書いてみます。
テストで確実に得点を上げるために
中学生、受験生にとって「勉強とは、テストで点を取れるようになるための行動だ」と口を酸っぱくしてお伝えしています。
そのために「解いた問題の中で解けなかった問題を解けるようにすること」が大切です。
同じ単元や同じ問題を繰り返し勉強することで、反射的に答えが出てくるようになるまでになるとテストで間違えることは、かなり少なくなります。
だから入試特訓では、「授業前の準備⇒授業中の問題演習⇒授業後の復習⇒次回の授業でのチェック」と何度も同じ単元の問題にあたるようにしています。
そして、そのために大切なのは間違えた問題にチェック、印をつけておくこと。そうでないと効率的に復習できませんからね。
そのことを確認したうえで本題へ。
学校の平均は全体の平均ではない
堺市では9月と11月に中学校で行われる実力テストの成績を参考にして、中学校での個人懇談で志望校(受験校)を決めます。
たった2回のテスト、しかも2回で成績に大きな差が出ることもあります。だからセカンドオピニオンとして(?)各模擬テストの存在があります。その中でも大阪府で最大の受験者数を誇るのが五ツ木模試ですね。
五ツ木書房によると、1年間の延べ受験者数が16万人以上、公立中学生の70%以上が受験するそうです。(2020年)
言うまでもなく大阪府下のほとんどの市町村の中学3年生が五ツ木模試を受験します。全数ではないにしても、五ツ木模試の結果は、大阪府全体の中学生の成績にほぼ近いと考えていいでしょう。
そんな五ツ木模試の平均点と各中学校での実力テストの平均点との間に差があります。未来アカデミー近辺の中学校の平均あたりの生徒さんが五ツ木模試を受けると、平均よりは低い成績を取ってくることがほとんどです。
また公には存在しないことになっているそうですが、確実に存在します。それは中学校間での学力差です。
中学校の平均点を偏差値に換算すると
だからこそ、自分の中学校の実力テストの平均点が五ツ木模試の成績がどのあたりで一致するのか、また何点で偏差値が上下するのか、ということが志望校を考える上で大切になってきます。
学年による成績差など不確定要素がありますので、この場で「○○中の平均点は偏差値△△」というようなことは言えません。
実際には各中学校の目安をお伝えしています。
未来アカデミーでは、先週、今週あたりに実施される実力テストの結果、8月末に塾で実施した進研模試、昨日の五ツ木模試の結果を元に結果が出そろう9月末~10月前半に受験校の見通しと今後の対策について、在籍する生徒さん達と面談をする予定です。
ひとつひとつのテストを大切に、日々の行動に目的をもって悔いのない受験勉強を進めてもらえたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。