提出物を出せない3つのパターン
昨日の記事はお読みいただきましたでしょうか?
*記事はコチラです 「三国丘高校 逆転合格の物語」なのですが…
少しでもお子さんが内申点の大切さを気にするキッカケになればと思います。
さて、その内申点で大きなウェートを占める提出物についてお話します。
提出物を出し忘れたことがない方は問題ありませんが、それ以外の方はぜひお読みください。
提出物を出さないのには次の3つのパターンがあります。
①期限に間に合わない
②出し忘れてしまう
③そもそも提出する気がない
それぞれのタイプについて解決策を書いていきます。
期限に間に合わない
提出する気はあり、取り組むのですが間に合わない。もったいないタイプですよね。このタイプはさらに二つのタイプに分かれます。
コツコツ真面目にしすぎるタイプ
本当に真面目に勉強に取り組んでいるのに、テストで結果として表れにくいといったタイプかもしれません。真面目にするがゆえに常識やルールにとらわれてしまっているのかもしれません。
対策としては2つ考えられます。
早い目に始める
「提出物に取り掛かるのは、学校の先生からの指示があってからでないと範囲が分からないし始められない…」と考えてはいないでしょうか?
写真のように、テスト1週間前になると範囲表が発表されるますよね。そのプリントをもらってから提出物に取り掛かるんだけれど、間に合わないことがある。
そうだとしたら、発表前から提出物に取り掛かりましょう。学校で授業があったら、その範囲のワークはほぼ間違いなく提出範囲として指定されます。
だから学校の授業で習ったら、すぐに取り掛かればいいのです。
例え取り組んだページが範囲に入ってなくても、成績が下がるということはないはずです。
提出物を完璧に仕上げない
「提出範囲になっている問題の全てを自力で解いて、採点をして出さないといけない」と考えてはいないでしょうか?
テスト範囲表には「58~82ページまで。問題を解き、答え合わせをして提出」というように書かれています。でも、誤解を恐れずに言うと、それは守らなくてはいいのではないでしょうか?
学校の先生は「その範囲からテストを作るので勉強しておいてね」というメッセージを出しているのだと思います。それなら「勉強したら」いいんですよね。さらにテストで点数が上がると、もっといいですよね。
だったら極端に言えば、提出物は思い切って答えを丸写ししてから勉強してもいいのだと思います。
写真のように、その答えを隠して出来るようになるまで勉強すれば結果もついてきます。
何人もの生徒たちに写真のようなやり方をするように指導しましたが、「先生に叱られた」「90点以上取っているのに3だった」なんていうことはありません。
念のため「こういう風に勉強したいから、ペンで答えを書いて提出してもいいですか?」と担当の先生に断りを入れておくと完璧です。
期限ギリギリ追い込まれないと始めない、計画的に行動するのが苦手
LINEで情報共有
世の中の多くの保護者の方を悩ませているタイプではないでしょうか。学校からのお知らせプリントも見せない、といったタイプもいるので、保護者の方がスケジュールを管理するのも難しいかもしれません。
「子どもたちがプリントを出さないので困る。それを解決するのにママ友仲間でLINEグループをつくって情報共有をしている」なんてことをニュースで見た記憶もあります。
もし、お子さんがプリントを出さないのなら、スケジュールはママ友仲間に教えてもらうしかないかもしれませんね。
そして、その情報をお子さん二人でLINEグループを作って共有するというのはどうでしょうか?ママ友グループにお子さんを加えるのもいいかもしれません。
計画的に行動するのが苦手ではなく、やり方を知らないのかも?
ギリギリまで行動しない、計画的に行動するのが苦手といったお子さんは、実は計画の作り方を知らないのかもしれません。
だから一度、一緒に計画を作ってみるのも解決策のひとつになると思います。テスト3週間前くらいに、学校の授業進度から今回のテスト範囲をザクッと予測します。それでワークなどのページ数をテストまでの日数で割ると一日あたりの学習量が決まります。
これを毎日のように取り組むのはしんどいかもしれないので、5日とか1週間とかで管理するといいですよ。
出し忘れてしまう
せっかく仕上げた提出物を学校に持って行くのを忘れてしまう。
そんなこともあります。こう言っては身も蓋もないかもしれませんが、うっかり忘れてしまうことはゼロにはならないでしょう。だって人間だもの…(相田みつを風w)
それなら機械に頼りましょう
スマホのアラーム機能を使うと解決できます。学校のプリントや先ほどのママ友グループから提出期限を確認します。この期限を保護者の方と持たせているのならお子さんのスマホの両方に登録します。
設定時刻は夜、寝る前か朝がいいですね。アラームが鳴ったら提出物がカバンに入っているか確認するだけです。
そもそも提出物を出す気がない
これが一番難しいかもしれませんね。「それは誰の課題でしょう」「親の人生と子の人生は別だから割り切りなさい」というようなアドバイスがネットのニュースや子育てサイトによくあるパターンです。でも、様々な理由で公立高校への進学を希望されるご家庭もあります。だからスパッと割り切るのも難しいかと思います。
そもそも提出物を出す気が無いのはなぜでしょう?
「出さなくても何とかなる」と高をくくっている。または「提出物なんか成績に関係ない。テストの点数さえ良かったらエエねん」と勘違いしている。こういったことが原因のほとんどではないでしょうか。
そうなると「何とかならない」ことを理屈で分かってもらうのが一番です。学校や塾では「〇〇高校へ進学するためには内申点が何点必用」といった過去のデータを持っているところが多いと思います。懇談などでそういったデータを見せてもらい、もし提出物をキチンとしていたら成績がどのように変化し、入試でどれくらいの差になるのかをシミュレーションしてみてください。
「提出物をキチンと出していたら入試で〇点低くっても合格できる」「でも出さなければ〇点たくさん取らないといけない」となるとどちらが楽なのかが理解できます。そうなると行動し始めるかもしれません。
絶対に高校入試で不合格になりたくない方へ
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