2019年02月13日
最後の報告は電話でした。
「先生・・・」
なんだか抑揚がなく、声では判断がつきません。
「やっぱり、アカンかったんかな」
春からの第一志望を曲げない意志の強い生徒でした。
その学校を受験するのを、なかなかご両親に許可してもらえなくても自分の想いを貫きました。
でも中学校での11月の進路懇談では「ちょっと・・・」といい返事はもらえません。
模試の偏差値も安定はしているものの、最後のひと伸びがありません。
それでも12月にはご両親を説得して受験することを決めました。
冬休みからは過去問と弱点補強に努めます。
それでも合格点を取れたり、取れなかったりと不安な状況です。
1月に入り、結果が思わしくなかった場合の動きを考えておきました。
1.5次入試はどこの学校を受けるのか?専願にするのか?公立高校を受験するのか?
ここでもご両親とぶつかります。「第一志望がダメだった場合は1.5次は受けさせない」というご両親。なんとか説得して候補となる学校を設定。
公立高校は最終的な内申点を見て考えることにします。
私も万が一に備えて次に気持ちを向けるために伝えることをいくつも準備しました。
そして・・・
「先生・・・」
「合格でした!」
やってくれました!準備したことを全てパーにしてくれる嬉しい誤算!
自分の想いを最後まで持ち続け、あきらめずに頑張りました。
本当に素晴らしい。もうウルウルしてしまいます。
また今年も生徒に感動させてもらいました。学ばせてもらいました。
この報告で今年も私立高校は全員の合格が確定。
直前にインフルエンザに罹って焦った子がいました。
プレッシャーに打ち勝って特待生を獲得した子がいました。
初めに考えていたところより上位コースの合格をもぎ取ってきた子がいました。
本当におめでとうございます!
さぁ次!国公立大学、そして公立高校入試に向かって!
最後までお読みいただきありがとうございました。