2018年04月29日
どちらをするか悩ましい…
先日の記事でも書きましたが、「未来への作戦会議」で話し合う作戦案を策定中です。
悩ましいのは作戦の内容を考えることではなく、「どちらを優先させるか」です。
中学生はそろそろ中間テスト2週間前です。本来ならテスト勉強に集中して取り組んでほしい。でも、かなり成果があがる勉強法もある…
成果の上がる勉強法とは
結論としては、2週間前に入っている人は、まずは中間テストの勉強です。
テストが少し先の人は「テスト”後”勉強」に取り組んでほしいんです。
生徒にこの話をすると「テストの後に勉強するって…?」という疑問を発してくれます。
勉強すべきポイントは?
さて、あなたは模擬テスト結果を手にしたときに、どの部分に注目しますか?
・成績表だから前回と比べての偏差値?
・苦手な科目の成績は…?
・あの難しかった問題の答えは…?
・志望校の合否判定も気になるし…
もちろん気になるところは全て確認してくださいね。
でも、そのあとに取り組んでほしいことがあります。
それが「テスト”後”勉強」です。
最初に採点済みの答案用紙と問題、それに解答を準備してください。
次に間違えた問題をチェックします。
その時、考えてほしいのが間違えた原因です。
・計算ミスでしょうか?
・スペルミスだったのでしょうか?
・問題を読み間違えた?
・覚え間違いをしていましたか?
・それとも手も足も出なかった問題なのでしょうか?
成績を上げるのに大切なのは、正解できるのに不正解だった問題です。
正解にならなかった原因を分析して、次回は同じミスをしないようにしてください。
よく生徒たちは「凡ミス」で済ませてしまいます。
でも、その「凡ミス」で不合格になってしまったら、どう思いますか?その時の気持ちを想像してください。
力を100%発揮しての不合格ならあきらめもつくかもしれません。でも「凡ミス」で不合格なんて…
「凡ミス」をなくす。これだけで成績がグンと伸びるはずです。
どのラインまで復習すべきか?
その次にチェックするポイントは正答率が高い問題なのに間違えてしまったところです。
模試テストの帳票には問題ごとの正答率を掲載していることがほとんどでしょう。
例えば、登美丘高校など3番手クラス、平均より少し上を目指しているとします。
平均より少し上を狙っているということは、単純に正答率50%の問題は得点しておきたいです。もちろん得意科目かそうでない科目かにもよりますけどね。
もし、正答率50~60%の問題でミスではなく理解不足が原因での不正解があるなら、入試で差をつけられてしまうポイントです。
そうして見つかった単元を徹底的に復習すれば、効果的に弱点を補強することができます。
成績表のデータだけを見ても効果は上がらない
模試の成績表は見やすくまとめられています。
でも、それは一人ひとりの力を確認して作成したのではなく、データを整理しただけのものです。
未来アカデミーでは、それに上記でお伝えしたポイントや復習の方法を記したレポートを作成しています。それを明日からの個人面談でお渡しします。
模試や実力テストのあとで、各科目10点分くらいの単元の復習を確実に行えば、かなりの成績アップが期待できますよ。
中間テストが迫っている人は、中間テストが終わってからで構いません。必ず「テスト”後”勉強」に取り組んでみてくださいね。