2018年11月02日
教材会社さんならではの視点
いやぁ、広い目線で見ることって大切ですね。
教材会社さんの主催する公立高校の入試分析セミナーに参加してきました。
公立高校の入試問題って、私たちは基本的に大阪府のものしかチェックすることはありません。
でも教材会社さんは全国の問題を確認しているんですよね。全国で使う教材を作るために当然のことなんでしょうけど、改めてその凄さを実感しました。
全国の入試問題と比較することで見えるもの
全国的にひとつの出題傾向があれば、他の都道府県もそれに倣った問題を出してくるかもしれません。大阪府だけの問題を見ていると、そこには気づきません。
例えば国語だったら
複数の資料をまとめたり、発表の仕方を考えたりといった、プレゼン型の作文が目立った。 |
こんな記載がいただいた資料にあります。
B問題、C問題においては、読解問題で扱ったテーマに沿った内容をテーマとする作文が出題されていました。それが今春はまさにプレゼン型といえる内容が出題されていますね。
そう考えると、全国的な流れとして提示されていた資料を活用したプレゼンやAIなど最新の話題をテーマにしたプレゼンをするような作文が出題されてもおかしくはないですね。
そう予想するなら、新聞記事などで何が話題になっているのかを知っておくことが大切です。
問題レイアウトだったら
理科や社会、英語では問題レイアウトが大きな影響を与えるそうです。
大阪府の公立高校の問題用紙は余白が少なく、文字がギュッと詰め込まれているとのこと。
言われてみれば、確かにそうかもしれません。
メモや計算をする余白が少ないと同じような内容や難易度の問題で10%ほど正答率に差が出るそうです。
また理科、社会は問題文が長く、読解の要素が必要なのも特徴だとお話されていました。
特徴をつかむための過去問演習を
その他にもいろいろと特徴や他の都道府県との共通点、異質な点を聞いてきました。
約1か月後、期末テストが終わる頃には早い生徒は過去問演習に入ります。冬期講習や受験対策講座では、学んできた内容をしっかりと盛り込んでいきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。