2019年12月20日
公立中学校では個人懇談が終わりましたね。
その席で各教科の評定を提示された方も多いのではないでしょうか。
中学1年生の2学期の通知表の数値について注目してほしいポイントを書いていきます。(昨年も書きましたが、加筆修正しました)
中学2年生も理解を深めるために、ぜひお読みくださいね。
高校入試へ直結するポイントも書きますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
通知表の詳細
堺市のこの通知表は縦に科目名、横に内容が書かれています。その最初の項目が「観点」です。
どの科目も同じで、「観点」の最初の項目は「〇〇への関心・意欲・態度」となっています。これは授業態度や提出物の提出率などを評価したものですね。
また最後の項目は「〇〇の知識・理解・技能」です。これらは定期テストの成績に加え、技能科目(副教科)なら実技の出来具合から「評価」が決まります。
この2つに挟まれて「〇〇の見方・考え方」や「〇〇の技能」「〇〇の能力」「〇〇の創意工夫」とあり、実技や提出物の出来具合で「評価」が決められていると思われます。
成績(評定)が上がった科目は理由の分析を
「評定」は1~5までの5段階で総合評価されます。(大阪の場合で他府県は5段階ではないかもしれません)
いわゆる「内申点」ですね。
「評定」が前の学期より上がっていると嬉しいものですね。上がった科目は3学期以降も「評定」をキープできるように「なぜ上がったのか」その要因を分析しておくといいですね。
「各観点の評価が変わったのか」「定期テストの点数が変わったのか」「学習単元の内容が得意だったからなのか」「授業態度が改まって良くなったのか」
これら以外にも思い当たることがあれば、ぜひ継続してくださいね。そして上がった評定を3年生までキープできるといいですね。
評定が下がった科目も要因分析を
残念ながら、評定が下がってしまう場合もあります。もしかすると下がってしまった原因が思い当たらないかもしれません。
しかし、評定が下がったまま特に対策をしないと、3学期以降も同じ評定になってしまいます。
公立高校の入試において、全9科目での評定は45点満点です。その中で2~3点を入試の得点に換算するとかなり大きく、合否を左右しかねないほどです。
下がってしまった科目も、評定が上がった科目と同じように要因分析をしてください。
それでも下がってしまった原因が思いあたらなければ、担当の先生に教えてもらいましょう。判断した基準は担当の先生しか分かりませんからね。
評定が変わらなかった科目も要因分析を
1学期が4、2学期も4。テストの成績も平均との差に大きな変化がなかった。
そんな人もチェックが必要です。
「観点」でA→B、B→Cと評価が下がっている項目はありませんか?
もし、そんな項目が見つかったら、そこがポイント。3学期は改善できるよう意識をしてください。もしかすると「評定」が下がるかどうかのギリギリのところだったかもしれませんからね。
逆にB→Aというように評価が上がっている項目があれば、学年末テストで力を入れて勉強してください。点数が上がると評定が上がるかもしれませんよ。
3学期は学年の成績が決まる重要な時期
大阪府の公立高校入試では内申点が大きなウェートを占めます。しかし、内申点は各学期の「評定」の平均ではありません。
学年ごと科目ごとに「評定」が決まります。そして、3学年分を総合して一つの科目の評定が決まります。
例えば、英語の1年生の評定が「3」、2年生で「4」、3年生は「4」、そしてトータルで「4」といったイメージです。
だから学年での評定を上げることが大切です。
1学期から2学期にかけて評定の下がってしまった科目は、3学期に元に戻すことが出来ると、学年の評定が上がる可能性が高いです。
「4」→「3」→「3」⇒「3」
「4」→「3」→「4」⇒「4」
こんな感じですね。
評定が上がった科目は、3学期も上がった「評定」のままだったら高いほうの評定になりますよね。
繰り返しになりますが、変わらなかった科目も下がってしまわないようにすることが大切です。
ぜひ、通知表の5段階評価だけでなく、左ページ「学習の記録」も丁寧にチェックして対策を考えてみてくださいね。
よければ次の学年に向けてコチラの記事も。
『中学1年生・2年生に3学期の終業式までにチェックしてください』
最後までお読みいただきありがとうございます。