2019年07月11日
期末テストの成績はダウンするのが普通??
7月に入って中学1年生の保護者の方からのお問い合わせが増えています。
お話を伺うと「期末テストの結果が思わしくなくって・・・」「中間テストに比べると点数が下がってしまって」という声が大半です。
何度か書いていますが、中学1年生の定期テストにおいて平均点が1年間で100点ほどダウンします。だから点数がある程度下がってしまうのは、よくある話です。
ある科目で得点が10点ダウンしてしまった。でも平均点が15点下がっている。
こんな場合なら慌てる必要はないかもしれません。もちろん下がってしまった要因は精査する必要はありますよ。
今日は英語の成績が下がってしまった場合について、まとめてみます。
英語が下がってしまった…
英語の点数が下がってしまった要因は大きく分けるとこの二つではないでしょうか。(少し乱暴な分け方ですが、ご容赦ください)
①英単語の並べ方が分からない
②そもそも英単語を完璧に覚えていない
英単語の並べ方がわからない
中学1年生の1学期だと、それほど多くの文法事項を学習したわけではありません。
苦手な子に文法を説明すると、よけいにイヤになってしまうかもしれませんね。
単語をキチンと覚えているのなら、おススメは音読です。1ページを10回も音読すると何となくでも文がアタマに入ってきます。
その文を日本語に直したものを見て英語を書くと、ほとんど書けるようになっているはずです。
その後からルールとしての文法事項を確認するとスムーズに入ってくることが多いです。
英単語を覚えていない
中学校3年間、現行の教科書だけで1200語ほどの英単語を学びます。そのうち中学1年生では、いくつの単語を覚えないといけないのでしょうか?
3年で割って400語?
実は約600語を1年生の間に学びます。
では1学期には、どれくらいの単語数になるか数えてみました。これも3学期で均等に別れているのではなく、すでに約250語もの単語を学んでいるんです。
(授業で使っている単語テストのプリントでの集計です。少し重複もあるし、「come from」や「listen to」などのフレーズも含みます。また、学校の授業進度によって単語の数は左右されます。)
これは3年間で学ぶ単語の約20%にもなります。
これを放置して2学期に突入してしまうと、もう「3年間ずっと英語ができないまま」になってしまうことは明らかです。
でも、この事実に夏休み前に気づいたのであればチャンスです。
今からだと2学期が始まるまでにキチンと復習できると思います。1日5~6個ペースで覚えていけば間に合います。
その中には「a」「an」「I」「am」といった単語も含まれます。だから、1日5個といっても本当に知らないのは3個くらいではないでしょうか。
長くなるので単語の覚え方は別の記事に譲りますが、この数字をお子さんに伝えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。