2020年11月10日
「なかなか私立の受験校が決まらなくって…」
二学期の保護者面談が続いています。
公立中学校での11月・進路懇談
今日の殿馬場中学校で公立中学校の実力テストが終わりました。そして、来週あたりから各中学校で進路懇談が始まります。
9月と11月の実力テストの結果を参考に担任の先生と私立の受験校をどこにするかを考えるのが今回の懇談のメインテーマ。
それに先駆けて塾でも面談をしているのですが、毎年のように受験校を決めきれないという相談があります。
9月以降いくつかの学校を提案しているので、全く志望校が思い浮かばないということはないんですけどね。
なぜ選べない
おそらく真剣に考えているから絞り切れなんでしょう。
「ここに決めてもいいのか」
人生で初めて「みんなと同じではない」選択をする訳ですから、不安があって当然です。「迷うな」と言うほうが無理なのかもしれません。受験校選びに失敗したくないのは誰しも同じですからね。
正解も失敗もない?
「この学校にしてよかった」
この時期に学校推薦型選抜(指定校推薦)などで進路が決まったときに喜びとともに聞くセリフです。
2学期の前半に進路が決まるのは、1年生から頑張り続けてきたご褒美のようなものでしょうか。遅ければ3月まで入試が続きますからね。
おそらく彼らは高校選びに失敗したとは思っていないでしょう。自らの手で自分の選択を正解にしたのだと思います。
誤解を恐れずに言うと高校を選んだ時点で正解も失敗もありません。もしかすると思った学校に行けないかもしれません。また、いざ進学してみると思ったのと違うこともあるでしょう。それでも、その後の結果は自分でつかみ取ることができます。
だから、「この学校のここがいい」と思えるようなところが一つでもあれば、それでいいと思います。
全く思い浮かばない場合は
とはいえ全くく選択肢が分からず、学校名が思い浮かばない場合もありますよね。
そんな場合は、とりあえず1校だけで構わないので高校について調べてみましょう。
模試を受けたことがある場合は「今の成績での適正校」が成績表に載っているので、そこから選ぶのも手です。
また五ツ木模試を受けているなら、こんな冊子を参考になります。
公立高校を受験した人の併願先が掲載されています。
堺エリアだと高石高校と金岡高校はよく似た位置づけなのですが、場所が離れているだけで併願先が大きく違っています。
昨年は高石高校は羽衣学園に浪速、金岡高校は大商大堺や阪南大を併願校に持ってきた受験生が多かったとのことです。
このあたりの学校から、通学の利便性・クラブ・進学実績・上位コースなのか普通コースなのか・校風などをチェックしていくと絞りやすくなってきます。
あ、でも口コミサイトはあまり参考にせず、先輩や学校・塾の先生に評価を聞くほうがいいかもしれません。「口コミサイトにはネガティブなことが多く書かれていて、どこも行きたくなくなった」といった声も聞いたことがありました。
少しでも高校選びの参考になればと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?