2018年12月04日
冬期講習って、どんな授業をするの?
個別指導塾の違いって何?
先週から冬期講習のお問い合わせが続いています。ありがとうございます。
新聞にも塾のチラシがたくさん入っていますね。
でも塾、特に個別指導のチラシって同じようなイメージでいまいち違いが分かりにくくありませんか?
そこで今日は、個別指導塾の冬期講習の進め方と、どの塾の冬期講習でも効果の上がる授業の受け方についてレポートします。ぜひ、最後までお読みくださいませ。
個別指導塾の冬期講習の授業スタイル
個別指導塾での冬期講習では、どんな感じで授業が行われているのでしょうか?
かつて私が所属していた大手個別指導塾での経験から。その塾では個別指導塾によくある「先生が一人で生徒を2名」を指導していました。いわゆる「1:2の個別指導」ですね。
講習になったからといって、その指導スタイルが変わるわけではありません。
生徒が教室に着くと、指定されている座席に座ります。先生に挨拶をして少し雑談。そのあと、今から解く問題を指定されます。プリントだったり、製本されたテキストだったり、教材は塾によって違いますが、勉強する内容は同じです。
問題を解く → 答え合わせ → 間違いの解き直し → 答え合わせ → 解けない問題について質問&解説
般的な個別指導の流れはこんな感じです。最近は、科目によっては動画を見てから問題を解くという授業スタイルの塾もありますね。
冬期講習での違いって何?
塾による違いはいくつかあります。
①先生が何人の生徒を教えるの?
マンツーマン、1:2や1:3や、複数名の生徒がいて先生のところに解いたプリントを持っていくスタイル、解いたプリントを自分で採点する自立学習塾など
②授業は何分?
50分、60分、75分、80分、90分など、それぞれの塾で少しずつ違います。なぜ、その時間を採用しているのか質問してみるのも面白いかもしれません。
③どんな教材を使うの?
冬休み用の薄い問題集が多いでしょうか。2学期の復習がメインですね。
あと普段から塾に通っている生徒は、1年間使用する問題集を使う場合もあります。また、プリント形式の教材のところもありますね。ここも塾や先生たちのこだわり強く出る部分です。
④できるようになったかの確認は?
授業ごとに確認テストをする塾もあれば、しない塾も。3回に1回、1週間に1回などのところもありますね。
教材に載っている全問題を教えてもらう必要はある?
わがままを言ってこその個別?
集団指導塾はカリキュラムがあらかじめ決められています。でも個別指導塾の冬期講習はある程度、自由に教えてほしいことをお願いすることができます。何も言わず”お任せ”で申し込む方はほとんどいらっしゃらないかもしれませんえ。
そもそも個別指導とは、”個別”に教えられるのがウリです。だから、講習前の面談やヒアリング、定期テストや模擬テストの分析を通じて学習する内容を決めます。
学校のテストを受けたことがない小学生でも、初めて塾に通う人にはこの面談があるはずです。
だから、ある程度の要望や目標、こうだったらいいのにな、といったことを伝えるといいと思います。いや伝えてもらった方が、個別指導塾としてはやり易いですね。
冬期講習で何を勉強の?
このようにして要望を伝え、苦手な内容を中心に進める個別指導の授業。でも苦手な単元でもプリントやテキストには教えてもらわなくても一人で解ける問題、ミスや理解不足はあるかもしれないけれど解ける問題、解答を読んだら解き方を思い出したり理解できる問題がいくつもあると思います。
そんな問題も授業で解きます。言い換えると「これまで自力で解けたけれど、やり方を忘れてしまった問題」「教えてもらわなくても解説などがあれば自力で理解できる問題」を塾という場所で先生に横についてもらって勉強するというのが個別指導の姿と言えるかもしれません。
※それが無意味だという意味ではありません。またすべての個別指導塾がそういったスタイルでもありません。私がかつて在籍していた大手塾、知り合いの塾関係者、教材販売会社の方々に聞いた範囲でのお話です。
授業をムダにしないためにできることは?
こういった個別指導塾の授業スタイルですが、上手に利用するとお金や時間をムダにすることなく勉強することができます。そのためにできることは一つです。
冬期講習の授業に行く時間まで自分で解ける問題は、教材を先にに見ておくだけで大きな違いが出ます。解き方を少しでも思い出しておくこと時間をムダにしなくて済みますよね。
繰り返しになりますが、「勉強する科目や単元」は授業の前に決まっていることが多いですよね。
具体的にはその内容について学校のワークを解き直すといいですね。それでも大変なら、教科書に目を通すだけでもかなり効果があるはずですよ。
いやらしい話ですが、お金も時間もかかっている冬期講習です。できるだけムダなく進めて3学期、次の学年から成績が上がることを願います。
【参考までに】未来アカデミーの夏期講習の進め方
*ここからは宣伝っぽいですが、お役に立てる内容です。ぜひ読みいただけると嬉しいです。
ムダなく授業を進めるために
未来アカデミーの各講習では、基本的にこれまでに習ったことのある内容の復習をします。(上位校を狙う生徒や急な中学受験など、ご希望によって予習も行います。)
全く知らない内容ではなく、勉強したことのある単元です。苦手かもしれませんが、答えを見ても1問も分からないということはないかと思います。
カリキュラムはこれまでのテストや生徒、保護者の方と面談、相談して作るのは他の個別指導塾と変わりありません。
しかし違うのはここからです。教材はプリント形式です。写真のようなの個人別のカリキュラムについて、授業の前にプリントを解きます。そのあと自己採点。
間違えた問題、解答や解説を見ても分からないところは講師に質問してもいいし、教科書を読んでもかまいません。
授業前にこのような「予習」をするので、自分勉強すれば理解できる内容や暗記事項については授業で時間を使わずに進めることができます。だから授業時間は自力ではできない本当に苦手な内容の学習に充てることができます。
実はこんなこともの狙っています
表の狙いは、これまで書いてきたようにムダなく勉強することです。
実はウラの狙いもあります。授業の「予習」をすることは、言い換えると自分で勉強をすることです。受験勉強や塾で習っていない科目を勉強する力、自習力を身につけることにつながればと考えています。
自分で考えてから授業を受けるので効果的
上記のように「予習」をした状態で教室に来てもらいます。(教室で「予習」をしてもらっても構いません)
授業では「予習」で準備してきた単元について本当に自力で解けるかどうか確認をします。「できる」ようになっていたら次の単元に。分からないところ、理解不足があれば、解説をします。そして類題を解き直して理解のチェックをします。
「予習」の仕方を解説
2学期から未来アカデミーに入ってきてくれた生徒たち、冬休みから来てくれる生徒たちは「予習」の仕方が分からないかもしれませんよね。
だから「冬期講習はじめて講座」という授業を作っています。ここで、一緒に勉強を進めてみて具体的に「予習」の仕方をお伝えします。そして授業の準備をキチンとした状態で授業に入ってもらえるようにしていきます。
未来アカデミーでは、こういった内容で冬期講習を進めていきます。よければ一緒にがんばりましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。