2020年08月16日
少し起きるのが遅くなると、暑すぎて走りに出る気もなくなってしまう灼熱地獄な今日このごろ。
というわけで、積読(つんどく)の処理を。
「ケーキの切れない非行少年たち」
うーん、センセーショナルなタイトル勝ちでしたね。
広告記事で少し興味を持って、買おうかどうしようか少し迷っていたんですよね。
「同じものを見ていても見え方の違いが犯罪や虐待につながる」ということで、犯罪まではいかないものの塾での指導にもつながるかなと。
学習面での参考になるようなところを少しピックアップしてみますね。
サインの「出し始め」は小2から |
「忘れ物が多い」「集中できない」「やりたくないことをしない」「人のせいにする」「その場に応じた対応ができない」
少年院に入る子たちが特別にひどい子たちなのではなく、それ以前からサインを出していたのではないか、とのことです。
「クラスの下から5人」の子どもたち |
いわゆる「グレーゾーン」というのでしょうか。本書では「境界知能」と書かれています。
「35人クラスに5人ほどの割合」で、「知的障碍者同じくしんどさを感じている」ものの「支援を受けられていない」子どもたちがいるそうです。
初診まで4年待ち |
著者が勤めていた病院の発達障害外来では初診の申し込みから診察まで4年待ちだったそうです。
ひとつの病院での事例なので、これが全国的に同じ状況なのかは分かりませんが、厳しい状況なのは伝わります。4年も経つと子どもたちの学年も友人関係も、さらには社会情勢も激変します。少しでも疑問に感じたら何か行動を起こさないといけませんね。
褒める教育だけでは問題は解決しない |
「ほめる」「話を聞く」は一時しのぎで根本的な解決にはならないとのこと。でも、直接的な解決策は示されているようで、示されていませんでした・・・
直接、塾や勉強などに関連するものではありませんでしたが、現場で働かれている方の事例は「へぇ、そうなん」というところが多かったですね。
「首都感染」
長女が課題図書として宿題に出されていた本が目に留まったので読んでみました。
2010年、もう10年も前の作品なのですが、現在の状況を予言したような内容です。
500ページ超の長編ですが、エンターテインメントとして不謹慎な言い方ですが楽しめます。私たちのコロナ対策としては、それほど役に立つものではないですが。
ぜひおススメ!という訳ではありませんが、2作品ともAmazonのリンクを貼っておきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。