2018年06月04日
3年後に教科書が変わります
お子さんの小学校の英語の授業はどんな感じでしょうか?
5年生、6年生は今年から英語が正式な科目になりました。
実は今の5年生、6年生の中学3年間の途中で教科書が変わります。3年後、5年生が中学2年生、6年生が中学3年生のときです。
現行 | 2021年~ | |
小学生 | 600~700 | |
中学生 | 約1200 | 1600~1800 |
高校生 | 約1800 | 1800~2500 |
合計 | 約3000 | 4000~5000 |
単語数だけでなく文法的なボリュームも増えます。
例えるなら、階段を一段ずつ登っていたのを、1段飛ばしにするイメージでしょうか。いや、普通の道を走っていたのが、急に高速道路に入った感じでしょうか。
逆に、大したことがない印象になったかもしれません(汗)
とにかく中学校の途中で教科書改訂のタイミングがやってくる5年生、6年生は、英語学習が大変なことになるのが確実です。
成績の差が大きくなるのでは…
生徒たちに小学校での英語の授業の様子を聞くと、かなり差があるようですね。大雑把に言うと、授業というより楽しい時間だととらえている子が多いです。
繰り返しになりますが、今の5年生、6年生は中学校の途中で教科書が変わります。それもかなりのボリュームアップ。
何が言いたいかというと、出来る子、英語の得意な子とそうでない子の差がかなり大きくなるのではないかということです。
スタートの早い子は幼児、いや赤ちゃんの時から英語の勉強をスタートさせています。(英語の幼児教育の是非は書かないでおきます。)
もしかすると、英語は数学や国語以上に差がつきやすくなってしまうかもしれません。
ご家庭でできる英語対策
他の習い事だったり様々な事情で英語を習わせるのが難しいご家庭もあるかもしれませんね。でも、ご家庭で簡単にできることがあります。
中学校での学習や高校入試を考えた時に、まず取り組んでほしいのが英単語です。文法事項をご家庭で教えるのは大変かもしれません。でも単語なら何とかなりやすいと思います。
5年生、6年生で習う単語の数は600~700語です。ということは5年生は1日1つ、6年生なら2つ覚えたらいいだけです。
ただ1日1個覚えて、そこから何もしなければ忘れてしまいます。
だから復習、テストが必要です。初日は1個だけ覚えてテストします。
2日目は前日に覚えた単語と合わせて2個テストします。そうやって1週間で7個。
8日目は1番目の単語を卒業して8番目の単語を覚える。チェックは2番目から8番目までの7つ。翌日は3番目から9番目まで、というように毎日7個ずつ確認テストを続けます。
そうすれば1つの単語について7日間連続で学習することになります。それだけ思い出す練習をすれば、忘れにくいです。
そして7個テストをしても10分くらいのものでしょう。大した負担にもならないと思います。
続けるためにはご褒美も
こうやってコツコツ続けることができたとしたら、高校卒業までに5000語の習得って大したことはないですよね。
でもなかなか継続するっていうのは難しいことです。そのために、ご褒美を決めておくといいかもしれません。
「出来た日はカレンダーにシールを貼る。シールが〇枚たまったら△△をする。」というように何か継続するための工夫ができればいいですね。
コツコツ毎日覚えることが小学生の間に習慣にできると、中学校や高校での英語学習がかなり楽になります。途中でストップしてしまってもデメリットはありません。思いついたが吉日、ぜひ始めてみてくださいね。
小学生英語コース、ブラッシュアップ中
現在、低学年向けの英語コースも企画中です。何とか7月にスタートできるよう準備中です。
そんなこともあって、昨日の日曜日は勉強会に参加してきました。テーマが「英語改革からの塾革命」
ここまで書いてきた学習量の変化についての講演もありましたし、その他にもたくさん学んできました。その内容を小学生英語に上手く活かせるよう今日から学習内容などをブラッシュアップしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。