2020年09月26日
こんにちは、低学年担当の福島妙です。
朝夕涼しくなりましたが、昼間はすこし暑い日もあり、衣替えをするタイミングが難しいなと思っています。ただ、子どもたちは1年ですごく大きくなるので、昨年の服は1年でサイズが合わなくなってしまいますので、厳密にいうと衣替えというより「衣買え」のような気がしてなりません。w
さて、今回は小学校での学習で山場といわれる4年生について書いていきます。
小学4年生の学習レベルが急にあがる?
小学1年生から3年生までの学習と比較すると、小学4年生の学習レベルは急に上がると言われています。特に、算数は格段に難しくなったと感じる子が多いようです。
それは、桁数が少ない計算から桁数の多い数字を使ったひっ算を扱うことや、概数や小数、分数、立体など、ぱっと見ただけでは答えられない抽象的な学習項目に入っていくのが原因です。
また小学1年生から3年生で習った四則演算にミスが多い場合、ひっ算のやり方を理解できていても、計算の途中過程で間違ってしまい、正しい答えにたどりつけないということになります。
計算の途中過程で間違う原因の一つには、ひっ算をきちんと書かないこと。もしくは、書いているが自分の字が煩雑で間違った数字で計算をしてしまう。その他に桁数の多い割り算のひっ算では商がなかなか立たずに、時間内に答えまでたどりつけないこともあります。
また、低学年の間はかなり時間をとってフォローしていた保護者の方が、横について学習を見守る機会がだんだん減ってくる学年になることも「つまづく」原因の一つかもしれません。
理科や社会でのグラフ読み取りや暗記項目の出現
理科ではグラフの読み取りや星や月などの天体。社会ではいわゆる地理分野が学習範囲になります。3年生までにはほとんど暗記する機会のなかった子どもたちにとっては、はじめてしっかりと覚える学習が必要になります。
この覚える学習というのが、子どもたちにとっては思った以上に難しいことなんです。
日常生活の中で星や月の話、地名や山脈や川の話を聞いていれば少しはアドバンテージがあるかもしれませんが、親子で「利根川は~だよ。」「筑紫平野はね・・・」という会話があるかと聞かれると、なかなかそういう機会は少ないと思います。
「覚える学習」には、きちんと時間をかけてインプットする時間と、インプットしたものを、しっかりと書けるのかというアウトプットできるかまで確認する必要があります。もし塾に通っていない場合は、そのあたりのチェックまで自宅でしてあげられるといいかもしれません。
理科や社会を後回しにしない
私立中学受験を視野にいれていないご家庭では、理科・社会の学習に時間を割かない傾向があります。
しかし、理科や社会は学年が上がるごとに図解の読み取りや、暗記項目、算数で学んだことを使って解を導くことが必要になります。そのため、おろそかにしていると中学に入った時に、巻き返すために相当時間をとられてしまいます。そういったことを未然に防ぐためにも、小学校のうちからしっかりとおさえていきましょう。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。