2022年11月14日
二つの特徴
ちょっと気になったのでデータを集めてみました。
下の表は未来アカデミーに在籍生の多い公立3中学校の2学期中間テストの英語の成績データです。
グラフの左の数字は得点、棒グラフは人数です。(例:月州1年=「90~100」は90点~100点が6人)
多くのグラフで得点上位と下位に人数が集まり、2つの山が形成されているということに気が付きます。
また平均点も大幅に下がっているところが目立ちます。(平均点は55点~65点に収まることが多いように思います。)
月州中学校1年
平均点:68.4⇒50.7 |
大浜中学校1年
平均点:77.6⇒38.1 |
殿馬場中学校1年
平均点:72.8⇒63.8 |
月州中学校2年
平均点:46.2⇒43.3 |
大浜中学校2年
平均点:53.6⇒46.5 |
殿馬場中学校2年
平均点:66.9⇒64.9 |
※平均点:2022年1学期中間テスト⇒2学期中間テスト
学校の先生の苦労
こういったグラフが現れる成績構成のクラスで、中学校の先生方は非常に苦労して授業を行っていることだろうと思われます。
通常は多くの生徒が集まる中間層をターゲットに授業を組み立てます。しかし、上下に生徒が分かれてしまうと、上位層にとっては退屈な、下位層にとっては難し過ぎる授業になってしまいかねません。
また平均点前後に生徒が集まる正規分布に戻すのも、かなり難しいことです。
対応策
私たちが成績を見る際には前回の得点と比較する以外にも重要なことがあります。平均点との差がどうなっているかです。また正確には分かりませんが、だいたい何位くらいにいるかということも大切です。
成績分布がこうなってしまった原因のひとつに小学校と中学校で授業の連携がうまくいっていないことがあると思います。また、2学期に問題が難しくなる傾向もあります。
こういったことに対して私たちが取れる対応は、1つのステップを確実に習得していくことしかありません。そのために授業や宿題等の問題演習をしっかりこなし、確認テストで理解度をチェックし、定着をよくなければ出来るようになるまでフォローするしかありません。
そのため未来アカデミーでは授業外での呼び出しをすることもあります。生徒・保護者の皆さま、ご理解をいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。