2018年06月14日
テスト前あるある
テスト前、中学生や高校生のお子さんに、こんなことはありませんか?
ちょっと勉強していたと思ったら、部屋から出てきて冷蔵庫をゴソゴソしている。
部屋をのぞくとスマホをあわてて机の脇に押しやる姿が見えてしまった。
それで、つい声が荒げてしまって、
「明日テストなのに、1時間しか勉強してないけど大丈夫?」
そうすると、とんがった声で
「もう1時間も勉強したから!」
テスト前に毎回のように、そんな親子バトルの繰り返しだと嫌になってしまいますよね。
「夫の自己評価高すぎる?」
さて、昨日の新聞でこんな記事を見つけました。
夫は自分が思うほど家事や育児をしていない?(中略)共働きの夫婦ともに正社員の共働き世帯での家事や育児の分担割合について、夫は平均3.4割分をしていると回答したが、妻の認識では2.5割分にとどまることが分かった。(日経新聞) *記事はこちら「家事・育児の負担、夫の自己評価高すぎる?」
何だか勉強をめぐる「1時間も」「1時間しか」という主張と似ていると思いませんか?
夫の主張する34%が正しいのか、妻の主張する25%が真実なのか?計ろうと思えば、ストップウォッチを持って家事の度に働いた時間を計測しなければなりません。
そこまでして白黒つける問題ではないですし、余計に夫婦関係がギクシャクしてしまいかねません。
バトルの避け方
勉強時間のお母さんの感じる「1時間しか」は正しいです。でもお子さんの主張する「1時間も」にも理解の余地があると思うんです。
では、どうすれば認識の違いでバトルになることは避けられるでしょうか?
解決策のひとつは、具体的に〇か×の判定ができるように工夫することです。
「家事なら食器洗いとお子さんを幼稚園や保育園へ送り届けることを夫の役割」と明確に決めるといいのではないでしょうか?そうすると、どちらが何%家事の負担をした、なんて言わなくてもいいですよね。(まぁ、実生活でそんなのは言わないと思いますが…)
では勉強だったら、どうしたらいいでしょうか?
これは時間で判断するから、認識や感情のズレが出てくるのだと思います。
だから、勉強でも判断の根拠を明確にできないでしょうか。
例えば…
「漢字を30個覚えたら休憩」
「提出物のワークを10ページやれば休憩」
「休憩は10分」
勉強をするときは時間ではなく行動や結果を目標に
このように「どこまでやれば休憩」というように行動に基準を置いたり、「どうなったら終わり」と結果を目標にすると、出来たか出来ていないかが明確になります。「も」か「まだ」でバトルになることもありません。
そして何より成績も上がりやすいです。
できればテスト2週間前、テスト1週間前、テスト前日というように期限ごとに目標を設定できるといいですね。
ぜひ参考になさってください。最後までお読みいただき、ありがとうございます。