2019年09月10日
先日、手紙が届いてその内容だけをお知らせしていました。
関学との連携を発表した賢明学院の説明会に行ってきました。もう関学一色でしたね。
関学へ内部進学できるのは理系のみ
まず関西学院大学への進学について確認しておきたいのはタイトルの通りです。
理系学部を再編してできる4つの学部へ進学することができます。4つの学部学科は以下の通りです。
理学部(数理科学科、物理・宇宙学科、化学科)
工学部(物質工学、電気電子応用工学、情報工学、知能・機械工学)
生命環境学部(生物科学科、生命医科学科、環境応用化学科)
建築学部(建築学科)
これらの理系学部があるのは、西宮市ではなく三田市にあるキャンパスです。
なぜ理系学部だけの連携なのか、文系志望者へのフォローをどうするのか、といった説明はありませんでしたね。もう関学への進学一色の説明会でした。
でも関学の名前で難易度が上がることは間違いないでしょう。それで文系学部への合格実績も上がってきて…といった好循環が期待できそうです。
関学への内部進学に必要な到達目標
当然ですが、関学に内部進学できる「関西学院大学特進サイエンスコース」に入れたからといって、関学への進学が保証されるわけではありません。
※「関西学院大学特進サイエンスコース」は高校1年生からのコースです。中学生は「理数コース」から高校進学時に「関西学院大学特進サイエンスコース」と「文理特進コース」に分かれます。詳しくは改めて書きますね。
関学進学へ必要な条件は7つあります。
①全体評定平均値が4.0以上であること(全体評定平均値が3.8以上で数学・理科の評定平均値が4.2以上)
②英語外部資格試験においてCEFRのB1の最低得点以上を有すること(英検なら2級以上)
③数学検定2級以上or志望学部学科への進学に要する的確な判定(これは模試でC判定以上と言っていました)
④プログラミング技術を習得すること
⑤科学オリンピック等、学術的な対外的評価が認められるコンテスト出場のために取り組むこと
⑥卒業研究の論文レポ等の提出を行い、公開発表の経験を有すること
⑦eポートフォリオを活用し、学修計画書を提出すること
なんだか小難しいですね。①~③については「従来からある科目の勉強をしっかりとしなさい」ということですね。
④~⑦は学校で様々な学習の機会を通じて取り組むようです。
説明では、「高校で関学コースに入った生徒の全員をこの基準に引き上げる」とおっしゃっていました。当然ですが、かなりの意気込みを感じましたね。
授業時間数も現行より理科と数学で週に4コマ増えるとのこと。平日は毎日7時間授業で、土曜日は別途スキルアッププログラムを設けるそうです。
それなりにハードなコースになりそうですね。
必ず関学に行けるわけでない
保護者や生徒対象の学校主催の説明会でもキチンと説明があると思います。それなりに厳しい学習カリキュラムになりそうですが、難易度を考えるとお得な学校だと言えそうです。
ただ、10年前ほど前、賢明学院は近大の系属校だったんですよね。それを数年で解消しています。また関大の連携校だったところで解消された学校もあります。
”関学コース”で入った生徒は責任を持って、関学との連携があるかとは思います。ただ企業の業務提携と同じで、未来永劫この関係が続くわけではありませんので、ご注意くださいね。
かなり記事が長くなってきたので、一旦ここで区切りにします。募集コースなどについては改めて書きますので、ご容赦くださいませ。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。