2020年12月11日
落胆は成績アップの前兆
「思ったより点数が…。かなりショックです。努力しても結果が出ないと思うと…」
期末テストが返ってきています。
今回も嬉しい報告をしてくれる生徒さんが多いのですが、もちろん思うような結果が残せなかった子もいます。
落ち込んでしまって冒頭のような言葉を聞くと私も悲しくなりますし、力不足を感じます。
でも、このように悔しさを出せるっていうことは、まだまだ伸びる可能性があるとも考えています。
落ち込むということは自分に期待していて、「まだまだ自分はこんなもんじゃない」と思っているということですからね。
努力の結果を見える化
落ち込むのは点数を見たときもあるでしょうし、その原因となるミスを見つけた時もイヤになってしまうかもしれません。
ミスの多さを目の前に、「何をしてんねん、自分は…」ともう勉強するのがイヤになってしまいます。
よくない点数を目にして落ち込むのは仕方のないことです。しかし、それは努力をしたからこそ落ち込むのであって、そんな人は良くない結果を前にしてヘラヘラすることはありません。
そして大切なのは、落ち込んだ後です。
ミスやど忘れなど自分で「この問題は得点できていても不思議ではない」と思えるものを数えてみてください。そして失点を計算します。
失点分を得点に足せば、それほど悪くない数字になることが多いと思われます。
これが努力をして力がつきつつある部分だと考えます。あと一歩、ほんの少しの努力が足りなかっただけです。ここを確実に得点できる力をつける作戦を立てて実行すれば、次回は同じ思いをせずに済みます。
例えば…
計算ミスが多かったのなら、採点をするタイミングをこまめにしてみましょう、ミスの原因を明確にし、それを意識して次の問題に取り組むことで同じことを繰り返さなくなります。
ど忘れがいくつかあったのなら、テスト当日の出発前にチェックをしてみてください。
本当は点数が低かった訳ではないかも
テストの点数が下がってしまった場合、平均点も確認してみてくださいね。
80点だったのが68点になってしまった。12点のダウンです。80点台⇒60点台だったら、かなりダメージが大きいでしょう。
平均点を確認すると、56点から45点に下がっていた。平均点との差を計算すると+24点⇒+23点とほぼ差がありません。
平均点との差をチェックすると、テストが難しくなったから得点が下がったのあって、実は「成績」が下がった訳ではない場合もあります。
もちろんテストが難しくても点数を下げない努力をするのは大切ですが。
努力と結果は正比例しない
悔しい思いをすることは、生きていくうえで何度も経験することです。
努力した分だけ確実に結果が出るのなら、人生は簡単すぎます。
結果が出ないのなら、次はどうするかを考えて再度チャレンジをする。仕事をするうえで求められる大切な姿勢のひとつです。
テスト結果が思わしくなかったのは、そんな力をつけるために与えられたチャンスだと考えてみると少し心が軽くなるかもしれませんね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?