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改革の行方に注目~初芝富田林~

2019年09月13日

今週3校目の説明会。初芝富田林です。

※昨年の説明会レポートはこちらです。
学習システムを一新~初芝富田林~

2020年度入試について

コース再編

昨年度も名称を変更していたと思うのですが、再改変してわかりやすい名称に変更するとのことです。

中学校

中学校では「S特進探究」と「特進探究」の2コースでの募集になります。

また富田林中学校の併願校しやすく適性検査型の入試を行うのも、この学校の特色です。適性検査型の入試科目は算数、国語、理社の複合問題です。

高校

高校では従来通り「Ⅲ類」「Ⅱ類」「Ⅰ類」の3コースで募集。2年生から中学校と同じ「S特進探究」と「特進探究」の2コースに分かれます。

ターゲットとする大学

S特進探究

「S特進探究」では大阪市立大、大阪府立大への合格を目指します。これは上位者ではなく中上位の生徒ということでした。

京大、阪大は合格してくれるに越したことはありません。しかしターゲットは2大学。市大と府大で50名の合格者を出すのが目標だそうです。

特進探究

「特進探究」は和歌山大学と関関同立がターゲットです。

今回の説明会に期待していたのが進学実績の公表でした。先日、個人塾が集まる勉強会で初芝富田林の校長先生をお招きして英語学習についての勉強会がありました。

その場でクラス別の実進学者数を公表するとおっしゃっていたんですね。それが楽しみだったのですが、そういった資料や報告はありませんでした。今後、数字が出てくることを期待します。

入試問題の難易度について

昨日の説明会で校長先生がおっしゃっていたのは基礎基本の徹底ということでした。

入試にもそれを反映して、学校で習う基本事項をベースにした入試問題に改めたそうです。

その結果として入試での平均点が高くなっています。過去問を解く際は、そのあたりに注意しておく必要があります。

また高校入試においてマークシートを導入するそうです。

学校での改革について

昨年の記事でも書いた通り新しく赴任した校長先生を中心として、様々な改革を行っています。

従来の初芝富田林のイメージとは違った学校になっていきそうですよ。

クラブについて

ビシビシ生徒たちを長時間の授業で鍛えるイメージでした。そのためクラブにもなかなか入れない。そんな状況だったのが変わってきています。

40%ほどだったクラブへの加入率が70%にまで上がったとのこと。これは生徒たちにとっては嬉しいですね。

またダンス同好会、茶道同好会といった新しいクラブも出来ました。

クラブとは違いますが、これまで存在しなかった生徒会が発足するそうです。

放課後の時間の使い方

授業は6時間目までで終了。そのあとは目標に応じて自由に時間を使ってくださいというスタンスになりました。

「予備校講師による学内予備校を利用してもいいし、自分で選んだ塾に通ってもいいですよ」と強調していました。

改革の成果が出てくるのは来年、再来年あたりだと思います。先生も若手が増えて元気のいい学校になっていくイメージがあります。いい意味で期待を裏切ってくれるものとして引き続き動向を注視していきたい学校です。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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