2018年03月29日
学校の先生の指示とは
すみません。過激なタイトルにしてしまいました。学校の先生を批判するつもりは全くございません。
こんなタイトルにしたのには理由があります。だから最後まで読んでくださいね。
先週、今週と新高校1年生が毎日のように、教室に自習をしに来ています。彼らが取り組んでいる内容のほとんどは、合格した高校から与えられた課題です。
ベネッセのスタディサポートは、上位校から中堅校まで多くの学校で春休みの課題として使われていますね。
そんな春休みの課題に取り組んでいるのを何気なく見ていたのですが、1枚のプリントに衝撃を受けました。
どこの学校でもこんな感じの指示書が配布されています。中学校の定期テストの範囲表と同じようなものですね。
目を引いたのがアンダーラインを引いた「間違っているところは赤ペンで正しい答えを書くこと」という部分です。
中には「解答は入学式で配布します」という学校もありました。
上位校の指示は
この画像では、ちょっと見づらいですね。「説明を暗唱できるくらい勉強してから…」「予習をかねた問題です。しっかり勉強してください」とあります。
さらに、もうワンランク上の学校のは「間違った問題に赤ペンで模範解答を写す必要はありません」「間違えた問題は必ずもう1回解き直すこと」との指示がありました。
要するに「分かるようになるまで考えてくださいね」「解けるようになるまで勉強してきてくださいね」ということです。
先ほどの「赤で模範解答を写す」のとは雲泥の差です。でも採点をするよう促すだけいいと思います。
解答を配布されていなければ、分からない問題は放りっぱなしになってしまいます。
みんなと同じでいいですか?
解答を配布しない学校、正解を写すところまでを指示する学校、解き直して自力で勉強してくるよう促す学校、いろいろな指示があります。
もちろん新入生たちの学力差があるので、学校によって指示内容が違うのは理解できますし、それを批判するつもりは一切ありません。
でも考えてみてください。まだ、そこまで意識はないかもしれませんが、入学予定の高校からの進学実績のある大学の中で上位校に行きたいという方がほとんどではないでしょうか?
ということは、3年後にワンランク上の学校に通う生徒たちと大学入試で戦うことになりますよね。
だから他校の生徒がどんな勉強をしているのか意識するといいと思います。公立中学校の授業で教えてもらう内容には大した差はありません。でも高校での学習内容は違います。
だから、他の高校の生徒たちがどんな進度でどんな内容を勉強しているのか、中学校や塾で一緒だった友達に確認してみてください。そして、それを意識して勉強を進めてくださいね。
高校生になると指示された内容をそのまま実行するだけではなく、どこまで勉強したら自分の実力になるのかを考える必要があります。
あ、でも難易度の高い問題集を買って取り組まなくても構いません。まずは学校で配布されたものを完璧に理解することを目指してくださいね。
今日の記事はちょっと厳しい内容にだったかもしれません。タイトルの真意は「学校の先生の指示を実行しない」という意味ではなく、「学校の先生の指示の裏にある意図を考えて、それ以上のことをしましょう」ということでした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。