2019年10月19日
こんにちは、低学年担当の福島妙です。
先日、京都の永観堂へ仕事で行ってきました。永観堂は紅葉で有名ですが、紅葉前の青紅葉と境内に拡がる苔の緑の世界に心を奪われました。紅葉の時期に訪れたことのある方ならご存知と思いますが、永観堂の紅葉時期は観光客でごった返します。静かにゆったりと永観堂を拝見したい場合は、紅葉の時期を外す方が「みかえり阿弥陀」や「襖絵」などをじっくり堪能できるのでおすすめです。
さて、今回は我が家でおきた最近のエピソードをお伝えします。忙しい時こそ子どものお話に耳を傾けるようにしていただけたらなと思います。
忙しい時のしわよせは誰に・・・
今年の我が家は1年中忙しい主人(塾長)に加え、私が勤めている別の会社で大きなプロジェクトに携わっていることで、かなりバタバタした雰囲気になっています。特に私の忙しさは年度初めからわかっていたことなので、覚悟はしていたものの予想以上の忙しさに毎日くたくた。「忙しいなぁ」と口に出てしまうこともしばしばです。
そういう状況が長く続くと、しわ寄せはどこにいくのか?
風当たりが強くなるのは、小学3年生の次女になります。可哀そうですねぇ。
本人にも原因はあるものの、忙しいことで気が立っていると、穏やかに接してやれる余裕はなくなりがちです。
さすがに来年は高校生になる長女は自立心が芽生えている年ごろなので、私が忙しいくらいの方が逆にいい距離感ができていて、マイナスには作用していないようです。
ある日、学校の話をしながら号泣
そんな状況の中で、学校の話をし始めた次女が号泣・・・
10月まではとても楽しみにしていた運動会で頭がいっぱい。話すことは運動会一色でした。
それが、運動会が終わってやっと通常の生活ペースにもどってきた矢先でした。
さて、何があったのでしょう?
SOSがでていたらきちんと聞いてあげる
よくよく号泣のわけを聞いみると、担任の先生の言葉の定義と子どもの定義が異なっていたこと、そして自分なりに頑張っていることを先生に否定されたことが原因でした。
文字で書くと一文でおさまるような内容です。しかし、大きな原因に至るまでにかなりの時間、次女の話に耳を傾ける必要がありました。
いつもなら「で?何がいいたいの?言いたいことをまとめていってくれないと、意味がわからない。」っと一刀両断。しかし、号泣している子にそれを言ってしまったら、傷口を広げるようなことになります。さすがに私もしっかりと話を聞いてやりました。
このしっかり聞いてやるってことが、忙しいとついおろそかになりがちです。簡単なことかもしれないですが、子どもの訴えをしっかりと受け止めてやることが必要でした。
ヒアリングができた後にはもうワンアクション
学校でおきた出来事が原因で号泣したのであれば、きちんと担任の先生へ報告をしたほうがいいでしょう。
よく「担任の先生はうちの子をわかってくれていない。」などのお話を伺いますが、担任の先生はたくさんのお子さんを指導しています。それぞれの個性をすべて把握するのは思っている以上に大変です。もし、自分のお子さんのことをもっと理解してほしいと思うのであれば、連絡帳などに書いて先生にお伝えしてみましょう。
連絡帳の記載は先生への非難を並べても関係が良くなるわけではないので、批判することは避けた方がいいでしょう。
私の場合は、あくまでも現状の子どもの精神状態や不安定になっていることなどを知っておいてほしいということ、家庭としてどういう方向性で話をしたかなどをお伝えするというスタンスで連絡帳を利用しています。
例えば、どんな風に私が連絡帳に記載したのか。
「図工の時間の〇〇と先生のおっしゃったことで、子どもが冷たくしかられたと感じて傷ついたようです。下校後に自宅で号泣しました。本人も至らない点もあったかもしれませんが、子どもの捉え方は様々です。理解しやすい言葉で説明をするなど、少し気を付けていただけば幸いです。本人にも先生の言っていることが理解できないのであれば自分からきちんと納得できるまで質問するようにと諭しました。あまり学校のことで泣くようなことがなかったので、連絡帳にて念のためお知らせしておきます。」
という具合で報告をしました。そして、子どもにも内容を確認させて本人から問題ないという確認をとって次の日に持たせました。
翌日、先生からきちんとお返事が書いてありました。
まとめ
忙しい日々が続くと子どもからのSOSを見逃すことがあります。できればSOSが出る前に気づいてやれればいいですが・・・
しかし、SOSに気づいた場合はきちんとアクションすることで、子どもの信頼を取り戻すことができると思います。
「ママに相談すれば、ちゃんと対応してくれる!(連絡帳に書く)」と子どもに思ってもらえるかどうか。その差はきちんと親がアクションに移すことなのではないでしょうか。
まぁ、うーん、でも忙しすぎるのは低学年の子どもにとっても親にとっても精神衛生上さけるのに越したことはないですね。